2016年3月24日木曜日

第16回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

3月20日(日)第16回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

4回連続快晴!
晴天に恵まれて嬉しい限りです。

茶臼山のスキーシーズンは終了しましたが、3連休の中日ということもあって、多くのお客さんが来ているようすでした。

明るいうちに赤道儀の設置まで行いました。ここまでできるとあとが順調です。ただ、まだまだ寒さを感じる高原。三脚をも持つ手には手袋が欠かせませんでした。

観光協会の職員さんの望遠鏡扱いも慣れてきて、スムーズな設置とファインダー合わせ順調になってきました。細かな設定はまだまだという感じですが、とりあえず合格に達しつつあるって感じです。

日も沈み、準備万端。今日は月齢11の月夜でしたが、午後6時半頃で既に、まちの星空をしのぐ星の数…。やはり、高原での星空観察は、街での星空観察とはひと味もふた味も違うと改めて感じました。

まずは、会議室での「今日のこよみ」と「これからの見どころ」の紹介。
3月20日は、
春分の日
ジョンレノンとオノヨーコが結婚(1969年)
地下鉄サリン事件(1995年)
の日でした。春分の日なので、その日の意味を解説…
「よく言われるのは、昼と夜の長さが同じ日…。でも、実際は既に昼の方が11分ほど長くなっています。それは、地球の大気の影響や日出・日入の定義による差によるもの」などを簡単に説明して、「正しくは、『真東から太陽が昇り、真西に太陽が沈む日』が一番正確な表現でしょうか…」と。

そして、月齢や旧暦を紹介。

そのあと、3、4月の星空の見どころ…
「木星、火星、土星が一晩中見えます」
「春の星座…しし座、おとめ座、うしかい座、北斗七星、春の大曲線」
「3月23日半影月食」
…と紹介。

ステラリウムで、今晩の星空を紹介。木星と月、しし座、冬の大三角、冬のダイヤモンド…その真中に天の川….今日は月夜で天の川はちょっと厳しいかな?
と言った話をしました。

室内最後の話は、双眼鏡での星空観察のススメ。肉眼では見えない多くの星を双眼鏡で見てくださいと、話を締めました。

その後は外に出て望遠鏡を使っての星空観察。

月、木星、オリオン星雲などを見て頂きました。

主要な星を見れたら満足なのか、3月ということで寒さを甘く見ていたのか、あまりの寒さで、「部屋に戻る〜」と言って帰っていくお客さん多数…。
高原ではまだまだ冬の装備が必要なようです。


さて、今回参加していただいたお客さんの感想です。
  • 双眼鏡を実際に使えるのがよかったです。(公務員・大変よい)
  • 駐車場がいっぱいだった(団体職員・大変よい)
  • 月のない夜に見たかったです。土星の輪も見たかったです。詳しい人と見ると楽しめるので、またこういう機会があったら参加したいと思います。(会社員・大変よい)
  • 模様まで綺麗に見えたけれど、月が明るすぎた。双眼鏡で思っていた以上に星がたくさん見えたのは始めて知りました。星に関するお話聞きながら見れて楽しかったです。(主婦・大変よい)
  • 星の勉強になった。すごく面白かった。(小学生・大変よい)
  • 木星に縞模様が入っていることなど、知らないことがたくさんありましたが、この観察会で実際に見れてよかったです。天文系のことに興味を持ったので、もっと知ることができたらいいなあと思いました。(小学生・大変よい)
  • 寒かったけど、楽しかった。(小学校入学前・大変よい)
今年は、なるべく多くのお客さんに来ていただけるよう、前もって日程を決定しました。
次回以降の開催は、
4月30日(土) 19:30〜
5月14日(土) 19:30〜
6月11日(土) 20:00〜
7月23日(土) 20:00〜
8月27日(土) 20:00〜
の予定です。ただ、会場の休暇村の都合で変更の場合があります。その時は、事前にお知らせします。
みなさんのお越しをお待ちしています!



*今回の写真は設楽町公共施設管理協会の後藤さんに撮影していただきました。設楽町公共施設管理協会「したらんトレイル」のHPも是非ご覧ください!!

第16回星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

☆事前準備
 明るいうちにできるだけ準備をしておくのがベスト。ただ望遠鏡を出すタイミングは、今後は要注意。あまりに早く出すと夜露でレンズが曇るということを十分に想定する必要がある。今回は、かなり北風が強く、乾燥していたので大丈夫だった。

☆必要なもの
 バッテリーがへたってきたか?
 新しいバッテリーの購入を考えよう。
 
☆観察会の内容
 前回に引き続き快晴での星空観察会。月明かりのために星空はメインにし難い。月と惑星を上手に見せながら、散開星団や球状星団を見せる方法を模索していきたい。
 
☆今後の展望
 この回以降、開催時期を確定し、開催していく方向で休暇村と調整ができた。早めの宣伝広報活動で、さらに参加者を増やしていけたらと思う。宿泊者がたまたま来たらやっていたというイベントではなく、この星空観察会を狙ってきてくれるような展開に持っていきたい。

2016年3月20日日曜日

第16回星空観察会@休暇村茶臼山高原 お知らせ


第16回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

3月20日(日) 19:30〜
休暇村茶臼山高原にて


テーマは、
 月と木星

です。

この日は、満月近い月齢11の月がしっかり出ています。木星も20時過ぎには東の空から昇って来るようになり、観察のシーズンを迎えます。
大きく見えるこの2つの天体をしっかりと観察しようと思います。

休暇村茶臼山高原にもお知らせがあります。ご覧ください。

なお、3月20日は春分の日ですが、まだまだ寒い茶臼山高原です。3月とはいっても、標高1200m超の高地ですので、防寒対策をしてお越し下さい。

お待ちしてます。