2015年12月28日月曜日

第14回星空観察会@休暇村茶臼山高原 開催のお知らせ


第14回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

1月16日(土) 19:30〜
休暇村茶臼山高原にて


テーマは、
 上弦の月(半月)と冬の星座、星雲・星団
です。


本格的な冬の到来!冬のキラキラした星空を満喫しましょう。双眼鏡や望遠鏡で多くの散開星団、散光星団が探してみましょう!。
アンドロメダ銀河、オリオン星雲、h−χ二重星団、散開星団M36,37,38などなど、たくさんありますよ!!

休暇村茶臼山高原にもお知らせがあります。ご覧ください。

なお、標高1200m超の高地ですので、完全防寒対策をしてお越し下さい。
気温は普通で−5℃以下になりますよ〜。特に、足もとの防寒にご注意を!!

お待ちしてます。

2015年12月25日金曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

☆事前準備
 今回は天気もよく、準備もスムーズに進んだ。日暮れが早く、なるべく早めに準備を始める必要性を感じた。19時30分からの開始であるが、屋外の準備は、この時期できればまだ明るさの残る17時台に終わらせたい。日没とともに気温が加速度的に下がっていくのを感じる。そうでなくても、望遠鏡の準備時かなり冷え込み道具の冷たさを感じる。手がかじかんでしまわないようにゴム引きの手袋は必須だ。

☆必要なもの
 一に「寒さ対策」、二に「寒さ対策」、三、四がなくて、五に「寒さ対策」だろう。手袋も必須。ただ、細かい操作がしにくくなるので、そのあたりは要検討。
 夜露対策は、夏ほどの困難さはない。空気中の水蒸気量の違いなのだろうが、これほど違うとは、経験してみないと分からない感じ。ただ、ここから先は、霜対策が必要かもしれない。
 前回からの積み残し…望遠鏡のカバー。突然の雨にも濡れないような準備がしてあるとよい。ブルーシートなどで工夫してみたい。
 観光協会で用意して頂いているビクセンSW2-ED103Sの入れ物について、アルミケースやバックの購入を検討しているようだ。
 
☆観察会の内容
 天気が何より大切なことを感じる観察会だった。月が見えるというのも、天文マニアにとっては邪魔以外の何者でもないが、普通の人にとっては貴重は観測対象であることを再認識できた。いつも見える月だからこそ、望遠鏡を使った際の見え方の違いを感じられる見せ方を考えていきたい。また、お客さんが少なければ、お客さんの要望も聞きながら観察会を展開する方法も探っていきたい。お客さんは、明るい星を見てみたいという感覚が強い印象を受ける。時には、「全天一の明るさのシリウス」とか、「もうすぐ(もう既に?)超新星爆発のベテルギウス」なんてのも見てもらって、その様子の違いを感じてもらうのもいいかもしれない。
 本日の内容の紹介&アンケートの用紙に切り取り線を入れた。すると、切り取ってくれて、アンケートを出してくれた。これで十分か?
 
☆今後の展望
 先日開催した「星空カフェ@てんくう」は大成功。コアな天文マニア向けイベントは今後の課題として、「きれいな星空が見える茶臼山高原」として、ちょっと足を伸ばしてきてもらえる場所の選択肢のひとつとして考えてもらえるような場所にしていきたい。今回は、スキー場開きの日と重ねてみたけれども、暖冬の影響で雪が積もらず、お客さんが少ない状態での開催だった。ただ、これをきっかけにして、スキーできなくても、星が見えるから行こうと思ってもらえるようなものにしていきたい。

2015年12月20日日曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

12月19日(土)第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

今回は、何と朝から快晴!いつもの流れだと…午後から雲がでて…なんて日ばかりでしたが、今回は別。ほとんど雲なく1日が過ぎてくれました。

何と素晴らしい!夕方も雲一つない晴天。ワクワクしながら準備を進めました。よく考えてみれば、これほどの晴天で休暇村のでの星空観察会は初めてかな…。
加えて、12月19日は茶臼山高原スキー場のスキー場開きの予定日。多くのお客さんが宿泊の予定でした。しかし、暖冬の影響で、スキー場はスキーオープンできず、初心者ゲレンデでそりと雪遊びのみという限定となってしまいまいた。
前日に休暇村のスタッフさんから連絡が入り、
「スキー場開き延期でキャンセルが多くでています。お客さんが少なくなってしまって申し訳ないですがどうされますか?」
と。でも、そんなことにもめげずに実施するのが私のポリシー。天気が悪くても実施するのが当然ですので、お客さんは一人でもいれば実施するのは当たり前。

さて、そろそろ開始の時間。やはり、参加のお客さんはまばら。どちらかと言うと関係者が多い?でも、わざわざこの観察会のために遠路はるばる来て頂いた方もいたので、気合いを入れて頑張りました。

最初は、会議室での今日の星空の紹介。
ここ数回実施している、「今日のこよみ」と「これからの見どころ」の紹介をしました。
12月19日は、日本人初飛行とか日本人初南極到達等の「日本人初」が多い日のようで…、月齢や旧暦を紹介。ステラリウムで、今晩の星空を紹介。冬の大三角、冬のダイヤモンド、カシオペヤ座、西の空にはまだ夏の大三角が見えますよ、南の空には秋の唯一の一等星南のうお座のフォーマルハウトをぜひ探してください…と言った話をしました。

その後は外に出て望遠鏡を使っての星空観察。最初に月を望遠鏡で見てもらい、次にオリオン星雲、プレアデス星団、アンドロメダ銀河…。どんどん望遠鏡に天体を導入してみて頂きました。お客さんが少ないと、リクエストにもお応えできる!!
最後に「何か見たいものがあります?」「シリウス」という要望に応えて導入。東の空に昇ってきたばかりのシリウスは、何と!「虹色」に輝いて見えました。私たちの地球の空気の揺らぎの影響ですよ…なんて説明を加えてみました。

最後にアンケートへの協力のお願いとぜひまた来てくださいのお願いをして、終了!

少ないお客さんにも感激していただけたかなと思える観察会になりました。

終わったあとに、いつもご協力いただくけんたさんから
「直焦点撮影用のアダブターを手に入れてきたからぜひ写真を撮りたい」
との要望。簡単にレクチャーして撮影。カメラの性能と茶臼山の星空の素晴らしさが相まって、素晴らしいオリオン星雲の写真が撮影できました。あまりにも簡単に撮影できたので、これもありだなあ…これからは写真撮影もできるような工夫ができたらなあと感じる一場面でした。でも、天体は難しいかな?月ならスマホカメラでコリメートで撮影できるアダプターで何とかなりそうな感じ。今後の検討課題です。

さて、今回参加していただいたお客さんの感想です。

  • 普段自分で空を見ているだけでは分からないことも話を聞くと全く別物に見えて楽しかった。
  • 月の拡大がすごかったです。
  • 月がよかったです。
  • 星の解説を受けてからの観察会だったので、とてもよく分かりました。またぜひ参加したいです。
天文マニアにとっては、月は邪魔者みたいな感じですが、一般の方にとってはとてもいい観察対象のようです。満天の星空をという意識も大切ですが、月をどう見せるかも今後の課題としていきたいと思います。

次回開催は、1月中旬の予定です。
詳細は決定次第、ご案内します。

*写真は、毎度のことですがけんたさんの提供です。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

2015年12月17日木曜日

星空カフェてんくう開店! 報告

12月12日、14日の両日、愛知県茶臼山高原の遊休施設「てんくう」が『星空カフェてんくう』として期間限定で開店しました(facebookページはこちら)。
期間限定、お試し開店 なので、お店としての中身も限定されていましたが、とりあえず、星を見て、暖をとり、少し暖かいものを飲んで…、寝転がって星を見るための銀マット無料貸し出し…、と十分な準備をして頂けたと思います。豊根村観光協会の皆様ありがとうございます。

12日は、残念ながら開店前から雨天で…。私自身は東京出張(毎パソ全国大会の競技委員として)でしたので不参加でした。
とは言え、30人超のお客さんが、満天の星空を期待し来店されたのこと。天気に恵まれなかったにもかかわらず、多くのお客さんに来て頂けたと感謝しています。

本当は開店するはずではなかった13日にも急遽、時間短縮で臨時営業。この日は、満天の星空だったそうです。数名のお客さんが来店され、銀マットをひいて、素晴らしい星空を堪能した…らしいです。

14日、この日は私も星のソムリエ、星空ガイドとして参加しました。
本務を終えて、茶臼山に直行。出発時、途中の道すがら空を確認…。一つも星が見えない…「今日もダメか?」と半分諦めながら道を急ぎました。

出発から1時間30分後、豊根村に突入。そのあたりから、ちらほら星が見えてくる感じ…。遠くに明かりのついた「てんくう」が見えてきたときには、思わず涙があふれてきました。

しばらくして茶臼山高原第二駐車場到着。「これは行ける!!」と車を降りてて空を見上げたところ、満天の星空!!「これは奇跡!」と思わず叫びました!!

急いで、望遠鏡の準備を…、準備をしているうちに雲が…、ダメかと思っていると、また星空が…。こんな繰り返しでしたが、30分毎に満天の星空が覗いては、隠されを繰り返すような感じでした。

タイミングを見ながら、曇ってきたらてんくう内にお客さんを案内して、プロジェクターを使っての星空案内。晴れて来たら、外に出て満天の星空で星空案内。今回はふたご座流星群観測がメインでしたので、流星群の解説も少し…。望遠鏡でアンドロメダ銀河やオリオン大星雲を見たり…。

とにかく星空ガイドとしても、内容盛りだくさんで観察会を実施しました。一応のガイドの終了後は、お客さんとの情報交換…。
「今日はどこから?」「名古屋です」「東海市からです」「豊橋からです。」
「何でこの情報を知りましたか?」「中日新聞です」「ラジオで」…。
マスコミの力は偉大!!

設楽の奥三河総合センターを拠点に頑張っている設楽町公共施設管理協会の後藤さんとも情報交換。これからの奥三河での星空イベントの夢と希望と情報交換を行いました。
「毎週のように奥三河のどこかで星空観察会のような星空イベントが開催されるようになるといいなあ」
「星空案内養成講座を奥三河で開催して奥三河の星空の素晴らしさを共有して広めていけるような取り組みができるといいなあ」
なんて夢も語り合いました。

2日間(正確には3日間)の「星空カフェてんくう」で100人を超える方々にご利用いただきました。この数は、当初私が想定していた数倍の人数です。需要は確かにあるだろうと考えていましたが、ここまで多くの方々に来て頂けるとは考えていませんでした。

物好きの天文マニアが晴れるか曇るかわからないのに、晴れるのを期待して延々と寒い中待ち続ける…というのが数名、多くても10名ちょっと来れば御の字だと思っていました。

それが、思いも寄らない多くの方々に、遠方から来て頂き、このイベント(?)を盛り上げて頂きました。天文マニアにとっては、静かに写真を撮ったり、流星を数えたりするのにはちょっと「騒々しい」イベントだったかもしれません。
でも、元々星空はみんなの共有財産。ぜひみんなで見て、その美しさを感じ、共有し、それを守り続ける大切さを実感してもらいたいと思っています。

今回の大成功を次のイベント開催につなげていきたいと考えています。
次回は、いつになるのかまだ決定していませんが、ぜひみなさんと再会できることを楽しみに次の機会を考えていきたいと思います。

*写真はいつものけんたさんからの提供です。けんたさんのHPもご覧ください。

2015年12月5日土曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 開催のお知らせ

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

12月19日(土) 19:30〜
休暇村茶臼山高原にて

テーマは、
冬の星空と上弦の月(半月)
です。

冬の星空は明るい星がたくさん。色とりどりで、キラキラした星空が満喫できます。双眼鏡や望遠鏡を使えば、多くの散開星団、散光星団が見られます。
アンドロメダ銀河、オリオン星雲、h−χ二重星団、散開星団M36,37,38などなど、たくさんの星を見たいと思います。

休暇村茶臼山高原にもお知らせがあります。ご覧ください。

なお、標高1200m超の高地ですので、完全防寒対策をしてお越し下さい。
気温は普通で−5℃以下になりますよ〜。お待ちしてます。

ふたご座流星群を観よう!「開店!星空カフェ@てんくう」

12月14日夜から15日未明にかけて、ふたご座流星群が極大を迎えます。空気が澄んでいて、街明かりのない場所ならば、1時間あたり40個以上の流れ星が見られると言われています。

ふたご座流星群の観察場所に茶臼山高原はいかがでしょうか?

今年は、通常午後5時以降閉鎖される茶臼山高原第2駐車場をそれ以降24時まで開放して、観察場所として提供します。
また、豊根村観光協会・茶臼山高原協会の協力でその駐車場の敷地内にある喫茶「てんくう」を開店して、暖をとれるようにするとともに、若干の暖かい飲物の提供をできるように準備を進めているそうです。併設されているトイレも使用できるようにするそうです。
*試験的な開店なので本格的な飲食物提供はできません。詳しくは豊根村観光協会へお問い合わせください。
*諸般の事情でトイレは使えなくなってしまったそうです(水道管の凍結かな?12月10日追記)。

茶臼山第2駐車場の開放、喫茶「てんくう」の試験開店の詳細は…

<日 時>
2015年12月12日(土) 18:00〜24:00
     12月14日(月) 18:00〜24:00

<内 容>
茶臼山高原第2駐車場を、駐車スペースと観察スペースとに分離し、ゆっくり流れ星観察ができるように開放する。
喫茶「てんくう」で暖がとれるように開店し、若干の暖かい飲物(有料)の提供をする。

茶臼山は、雪が降り始めたようです。タイヤチェーンなどの冬の装備を準備してお越し下さい。また、極寒ですので、服装もダウンジャケッとなど真冬の装備をご準備ください。

私は、14日極大の夜に星空案内人として運営ボランティアとして参加する予定です。