2015年11月26日木曜日

双眼鏡で星空観察 入門機材におススメ

Kenko 双眼鏡 New Mirage 10×50 Wです。

価格は、3,000円ちょっと。破格です。
2015.11.26日現在Amazonにて在庫あり3,218円で出ています。その他のネットショップでも4,000円〜5,000円で販売されてます。

しかし、値段は値段で、遠くから見た感じは、いい感じですが、近くでよく見るとプラスチック感が半端ないです。持ってみるとさらに安っぽさを感じます。プラッスチック臭がプンプンします。

ところが、その安っぽさが天体を見るのにはちょうどよい感じです。
まず、軽く持ちやすい。さすがに長時間見ればどんな双眼鏡でも手や肩が疲れてきますが、そうならば軽いにこしたことはない。そういう点では、プラスチック製というのはアドバンテージだと思います。

問題は、星の見え方・覗いた感じ…。
星がくっきりと点像となって見えるところが素晴らしい。ぼやっとたくさんの星が見えるって感じじゃなくて、ひとつひとつがはっきりくっきり光っている星が数えられるように見える…。今日はたまたま満月でしたが、満月の輪郭がくっきり、シャープに見えます。望遠鏡で見ても感動しますが、この双眼鏡で見た月はそれはそれで新たな感動がありました。自宅はトヨタの工場が近く明るいのでくらい天体は見えませんので、今度、豊根村・茶臼山で見え方を再度確認したいと思います。

これから天体観測を始めようと思っている方には、この双眼鏡がおススメです!間違いない一品だと思います。

この冬の星空イベント@とよね


 この冬の星空イベントを計画中です。
 決定のものもあれば、計画中のものもあります。
 決定したものについては、順次情報をアップしますのでお待ちください。

★開催決定!★
「ふたご座流星群を観よう『開店!星空カフェ@てんくう』」
 通常、夜間閉鎖されている茶臼山高原の駐車場を星空観察のために開放する企画。多少の管理も必要と考えて、せっかく人がいるのなら、コーヒーや紅茶ぐらいなら出せるかなあと諸般の事情で閉鎖されている喫茶「てんくう」を開店して多少の暖かい飲物(といっても本格的なのはできませんが…)などを販売したりして…の「星空観察会」です。

  12月12日(土) 18:00〜24:00
  12月14日(火) 18:00〜24:00(ふたご座流星群極大日)
     *駐車場は一応24:00で閉鎖します。ご協力をお願いします。
   場所:茶臼山高原第2駐車場(一部観測場所として駐車禁止)、喫茶「てんくう」
      https://goo.gl/maps/T84viRgsBg82

 ちょっと心配なのは、この時期はスキー場オープンに向けてスノーマシーンがフル稼働中…。その影響がどう出るかが、やってみないと分かりません。茶臼山高原協会のスタッフの方は「大丈夫じゃなあいの」と軽い感じでの返事でした。
 豊根村観光協会からのプレスリリースはこんな感じ…。


★12月分開催決定★
「星空観察会@休暇村茶臼山高原」
 定例の星空観察会です。毎月1回ペースで開催しています。12月はスキー場オープンにあわせて開催です。

  12月19日(土) 19:30〜
   場所:休暇村茶臼山高原会議室&駐車場前広場
      https://goo.gl/maps/y1cG7ta2TFu

   1月以降も毎月開催の予定です。決定次第お知らせします。



☆計画中☆
「星空写真撮影講座@三沢高原」
 豊根村の三沢高原にある「いこいの里(若者センター)」を利用してでの宿泊イベント。昼間に星空写真を撮る方法を学び、夜に実習を行うというもの。せっかくですので、星空観察会も同時に開催して、そちらだけの参加もOKという感じで実施の予定。村の広報誌に掲載して、村民向け星空イベントとして開催予定ですが、その他の方の参加も歓迎します。

   2月13日(土)〜14日(日) 1泊2日
   場所:北設楽郡豊根村三沢「いこいの里(若者センター)」
      https://goo.gl/maps/ieUcAT89z3E2



2015年11月24日火曜日

天文年鑑2016

天文年鑑2016を購入。
来年の天文イベントをチェックしてみた。

 1月 4日 しぶんぎ座流星群極大(条件悪)
    9日 金星と土星が接近
      (望遠鏡で同視野内に見ることが可能?)

 2月 7日 水星が西方最大離角
 
 3月 9日 木星が衝 部分日食
       (インドネシア皆既日食)
   30日 くじら座のミラ極大光度

 4月18日 水星が東方最大離角

 5月22日 火星が衝
   31日 火星が最接近

 6月 3日 土星が衝
    5日 水星が西方最大離角

 7月 8日 冥王星が衝(+14.1等星)

 8月12日 ペルセウス座流星群極大(月齢9.6)
   17日 水星が東方最大離角
   18日 半影月食

 9月15日 中秋の名月
   19日 はくちょう座χが極大光度(3.3−14.2等星)
   29日 水星が西方最大離角

10月16日 天王星が衝

11月 特になし?

12月11日 水星が東方最大離角
   14日 ふたご座流星群極大(月齢15.0)

細かなものはいろいろあるが主なところはこんな感じ。
来年の見どころは…火星の接近かな?

2015年11月10日火曜日

第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

☆事前準備
 今回は「地上人工星」を用意。曇天でも、何か望遠鏡で見えるものをと考えた苦肉の策。次回以降は、もう少し星らしいものを準備したい。
 冬に近づき、屋外での観察にはかなり厳しい季節になって来たと感じた。今回は、事前告知の場(HP、休暇村でのチェックインの際の案内など)での「寒さ対策の呼びかけ」が不十分であったように感じた。

☆必要なもの
 これからは、「寒さ対策」だろう。今回もかなり寒く感じた。山の上としては寒さはまだまだだろうが、下界から上がってくる人たちにとっては、かなり「寒い」。しっかりと寒さ対策をすることを呼びかけて、観察会に入る必要がある。
 前回からの積み残し…望遠鏡のカバー。突然の雨にも濡れないような準備がしてあるとよい。ブルーシートなどで工夫してみたい。
 観光協会で用意して頂いているビクセンSW2-ED103Sの入れ物がそのうちダメになる。予算確保の時期でもあるので、相談して、アルミケースやバックを購入していく方向で要望していきたい。
 
☆観察会の内容
 お客さんが家に帰っても見てみようと思える材料として、アンケートの上部に本日の星空案内の内容、使用ソフトの紹介を掲載した。しかし、アンケートとの切り離しが面倒と感じる場面も会ったので、今後工夫をしたい。
 望遠鏡の紹介と地上人工星の観察はどうだっただろう?感想からは好意的に受け取ってくれたと感じたが…。継続しつつ、工夫をしていきたい。
 望遠鏡の結露は、季節の変化によるものなのか、寒さの割にはひどくなかった…というより、夏場と比べると非常に少ない感じがした。今後寒くなってくると、結露より降霜の方が心配になる可能性がある。夏の結露対策に引き続き、対応を考えておきたい。

☆今後の展望
 今後はこの休暇村での星空観察会を中心に、各種イベントでの観察の場を提供していくことで、この星空観察会の知名度をあげていきたい。また、この夏の星空キャンプで使用した茶臼山高原にある空き施設「てんくう」の活用を探りつつ、星空の茶臼山高原を広げていけたらと思う。
 今回初めて書いて頂いた感想にあるように、星が見えない時の内容についても再度検討したい。

2015年11月8日日曜日

第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

 11月7日(土)第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

前回に引き続き、前日まで快晴続きで、当日も期待しましたが、週間予報では雲マーク、傘マーク…。当日も朝からどんどん雲が厚くなり、雲が切れる期待もできないぐらいになってしまいました。


開催1時間ほど前から屋外の準備開始。曇っていて星が見える見込みはなかったのですが、「見えなくても覗きたい」というお客様の要望に今回も応えるべく2台の望遠鏡を準備。今回は、「全く星が見えないならば、星を作ってしまおう」ということで、百均のライトとフラッシュライトでちょっと遠くでピカピカさせてみました。

そろそろ開始の時刻。今回はなぜだか、お客さんが少なくて…。
でも始めます!
今回も前回に引き続き、暦の話から。
あまり歴史上の出来事もない日だったようでして…ロシア革命記念日、鍋の日、中日ドラゴンズ初日本一…。といったところでした。
そして、月齢や旧暦、天文現象を紹介。その後、11〜12月の見どころを紹介し、今晩の星空の紹介を行いました。

東の空にあがって来たばかりの「すばる(プレアデス星団)」とおうし座、ぎょしゃ座、近くに見られるカシオペヤ座からケフェウス座、アンドロメダ座、ペルセウス座…などなどの紹介。

最後に、毎度おなじみ「星空観察には双眼鏡がおススメ」「最初の望遠鏡はコルキットスピカ」という話で締めくくり。

その後、外へ案内…。案の定、全天の雲。
すっかり冬の茶臼山高原…寒さに負けずに出て頂けたのは数名。
それでもめげず、星空案内ならぬ望遠鏡紹介。反射望遠鏡と屈折望遠鏡のしくみの違いを説明。

今回は星が見えないので「星を作りました!」と百均ライトの星を2台の望遠鏡に導入し、見てもらいました。
「大きい望遠鏡の方が明るく見えますね。集光力の違いですか?」
と10cm屈折と28cm反射の違いを感じていただけました。

ということで、これにて終了。

今回からは、アンケートも実施。答えていただけた方には、私の撮影した星空写真(駄作ですが)をプレゼントということで、アンケートも3枚回収できました。
アンケートの自由記述欄にかかれていた感想です。括弧内は内容の評価、年齢です。

  • 悪天候でも楽しめるプログラムとして、スクリーンで茶臼山の季節の星空を上映するとかはどうでしょう。(よい)
  • いろいろ説明していただきましたが、曇の為、星が見られなかったのが残念でしたが、スタッフの方の努力が分かり嬉しかったです。また、作っていただいた星きれいに見えました。ありがとうございました。(大変よい、66歳以上)
  • 曇り空で星が観れなかったが、工夫していただきありがとうございました。(大変よい、66歳以上)

今後の活動に生かします!


次回予定は…未定。決定次第お知らせします。



*今回はカメラマンが不在で…。観察会自体の様子の写真がなくて申し訳ありません。