2015年12月28日月曜日

第14回星空観察会@休暇村茶臼山高原 開催のお知らせ


第14回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

1月16日(土) 19:30〜
休暇村茶臼山高原にて


テーマは、
 上弦の月(半月)と冬の星座、星雲・星団
です。


本格的な冬の到来!冬のキラキラした星空を満喫しましょう。双眼鏡や望遠鏡で多くの散開星団、散光星団が探してみましょう!。
アンドロメダ銀河、オリオン星雲、h−χ二重星団、散開星団M36,37,38などなど、たくさんありますよ!!

休暇村茶臼山高原にもお知らせがあります。ご覧ください。

なお、標高1200m超の高地ですので、完全防寒対策をしてお越し下さい。
気温は普通で−5℃以下になりますよ〜。特に、足もとの防寒にご注意を!!

お待ちしてます。

2015年12月25日金曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

☆事前準備
 今回は天気もよく、準備もスムーズに進んだ。日暮れが早く、なるべく早めに準備を始める必要性を感じた。19時30分からの開始であるが、屋外の準備は、この時期できればまだ明るさの残る17時台に終わらせたい。日没とともに気温が加速度的に下がっていくのを感じる。そうでなくても、望遠鏡の準備時かなり冷え込み道具の冷たさを感じる。手がかじかんでしまわないようにゴム引きの手袋は必須だ。

☆必要なもの
 一に「寒さ対策」、二に「寒さ対策」、三、四がなくて、五に「寒さ対策」だろう。手袋も必須。ただ、細かい操作がしにくくなるので、そのあたりは要検討。
 夜露対策は、夏ほどの困難さはない。空気中の水蒸気量の違いなのだろうが、これほど違うとは、経験してみないと分からない感じ。ただ、ここから先は、霜対策が必要かもしれない。
 前回からの積み残し…望遠鏡のカバー。突然の雨にも濡れないような準備がしてあるとよい。ブルーシートなどで工夫してみたい。
 観光協会で用意して頂いているビクセンSW2-ED103Sの入れ物について、アルミケースやバックの購入を検討しているようだ。
 
☆観察会の内容
 天気が何より大切なことを感じる観察会だった。月が見えるというのも、天文マニアにとっては邪魔以外の何者でもないが、普通の人にとっては貴重は観測対象であることを再認識できた。いつも見える月だからこそ、望遠鏡を使った際の見え方の違いを感じられる見せ方を考えていきたい。また、お客さんが少なければ、お客さんの要望も聞きながら観察会を展開する方法も探っていきたい。お客さんは、明るい星を見てみたいという感覚が強い印象を受ける。時には、「全天一の明るさのシリウス」とか、「もうすぐ(もう既に?)超新星爆発のベテルギウス」なんてのも見てもらって、その様子の違いを感じてもらうのもいいかもしれない。
 本日の内容の紹介&アンケートの用紙に切り取り線を入れた。すると、切り取ってくれて、アンケートを出してくれた。これで十分か?
 
☆今後の展望
 先日開催した「星空カフェ@てんくう」は大成功。コアな天文マニア向けイベントは今後の課題として、「きれいな星空が見える茶臼山高原」として、ちょっと足を伸ばしてきてもらえる場所の選択肢のひとつとして考えてもらえるような場所にしていきたい。今回は、スキー場開きの日と重ねてみたけれども、暖冬の影響で雪が積もらず、お客さんが少ない状態での開催だった。ただ、これをきっかけにして、スキーできなくても、星が見えるから行こうと思ってもらえるようなものにしていきたい。

2015年12月20日日曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

12月19日(土)第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

今回は、何と朝から快晴!いつもの流れだと…午後から雲がでて…なんて日ばかりでしたが、今回は別。ほとんど雲なく1日が過ぎてくれました。

何と素晴らしい!夕方も雲一つない晴天。ワクワクしながら準備を進めました。よく考えてみれば、これほどの晴天で休暇村のでの星空観察会は初めてかな…。
加えて、12月19日は茶臼山高原スキー場のスキー場開きの予定日。多くのお客さんが宿泊の予定でした。しかし、暖冬の影響で、スキー場はスキーオープンできず、初心者ゲレンデでそりと雪遊びのみという限定となってしまいまいた。
前日に休暇村のスタッフさんから連絡が入り、
「スキー場開き延期でキャンセルが多くでています。お客さんが少なくなってしまって申し訳ないですがどうされますか?」
と。でも、そんなことにもめげずに実施するのが私のポリシー。天気が悪くても実施するのが当然ですので、お客さんは一人でもいれば実施するのは当たり前。

さて、そろそろ開始の時間。やはり、参加のお客さんはまばら。どちらかと言うと関係者が多い?でも、わざわざこの観察会のために遠路はるばる来て頂いた方もいたので、気合いを入れて頑張りました。

最初は、会議室での今日の星空の紹介。
ここ数回実施している、「今日のこよみ」と「これからの見どころ」の紹介をしました。
12月19日は、日本人初飛行とか日本人初南極到達等の「日本人初」が多い日のようで…、月齢や旧暦を紹介。ステラリウムで、今晩の星空を紹介。冬の大三角、冬のダイヤモンド、カシオペヤ座、西の空にはまだ夏の大三角が見えますよ、南の空には秋の唯一の一等星南のうお座のフォーマルハウトをぜひ探してください…と言った話をしました。

その後は外に出て望遠鏡を使っての星空観察。最初に月を望遠鏡で見てもらい、次にオリオン星雲、プレアデス星団、アンドロメダ銀河…。どんどん望遠鏡に天体を導入してみて頂きました。お客さんが少ないと、リクエストにもお応えできる!!
最後に「何か見たいものがあります?」「シリウス」という要望に応えて導入。東の空に昇ってきたばかりのシリウスは、何と!「虹色」に輝いて見えました。私たちの地球の空気の揺らぎの影響ですよ…なんて説明を加えてみました。

最後にアンケートへの協力のお願いとぜひまた来てくださいのお願いをして、終了!

少ないお客さんにも感激していただけたかなと思える観察会になりました。

終わったあとに、いつもご協力いただくけんたさんから
「直焦点撮影用のアダブターを手に入れてきたからぜひ写真を撮りたい」
との要望。簡単にレクチャーして撮影。カメラの性能と茶臼山の星空の素晴らしさが相まって、素晴らしいオリオン星雲の写真が撮影できました。あまりにも簡単に撮影できたので、これもありだなあ…これからは写真撮影もできるような工夫ができたらなあと感じる一場面でした。でも、天体は難しいかな?月ならスマホカメラでコリメートで撮影できるアダプターで何とかなりそうな感じ。今後の検討課題です。

さて、今回参加していただいたお客さんの感想です。

  • 普段自分で空を見ているだけでは分からないことも話を聞くと全く別物に見えて楽しかった。
  • 月の拡大がすごかったです。
  • 月がよかったです。
  • 星の解説を受けてからの観察会だったので、とてもよく分かりました。またぜひ参加したいです。
天文マニアにとっては、月は邪魔者みたいな感じですが、一般の方にとってはとてもいい観察対象のようです。満天の星空をという意識も大切ですが、月をどう見せるかも今後の課題としていきたいと思います。

次回開催は、1月中旬の予定です。
詳細は決定次第、ご案内します。

*写真は、毎度のことですがけんたさんの提供です。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

2015年12月17日木曜日

星空カフェてんくう開店! 報告

12月12日、14日の両日、愛知県茶臼山高原の遊休施設「てんくう」が『星空カフェてんくう』として期間限定で開店しました(facebookページはこちら)。
期間限定、お試し開店 なので、お店としての中身も限定されていましたが、とりあえず、星を見て、暖をとり、少し暖かいものを飲んで…、寝転がって星を見るための銀マット無料貸し出し…、と十分な準備をして頂けたと思います。豊根村観光協会の皆様ありがとうございます。

12日は、残念ながら開店前から雨天で…。私自身は東京出張(毎パソ全国大会の競技委員として)でしたので不参加でした。
とは言え、30人超のお客さんが、満天の星空を期待し来店されたのこと。天気に恵まれなかったにもかかわらず、多くのお客さんに来て頂けたと感謝しています。

本当は開店するはずではなかった13日にも急遽、時間短縮で臨時営業。この日は、満天の星空だったそうです。数名のお客さんが来店され、銀マットをひいて、素晴らしい星空を堪能した…らしいです。

14日、この日は私も星のソムリエ、星空ガイドとして参加しました。
本務を終えて、茶臼山に直行。出発時、途中の道すがら空を確認…。一つも星が見えない…「今日もダメか?」と半分諦めながら道を急ぎました。

出発から1時間30分後、豊根村に突入。そのあたりから、ちらほら星が見えてくる感じ…。遠くに明かりのついた「てんくう」が見えてきたときには、思わず涙があふれてきました。

しばらくして茶臼山高原第二駐車場到着。「これは行ける!!」と車を降りてて空を見上げたところ、満天の星空!!「これは奇跡!」と思わず叫びました!!

急いで、望遠鏡の準備を…、準備をしているうちに雲が…、ダメかと思っていると、また星空が…。こんな繰り返しでしたが、30分毎に満天の星空が覗いては、隠されを繰り返すような感じでした。

タイミングを見ながら、曇ってきたらてんくう内にお客さんを案内して、プロジェクターを使っての星空案内。晴れて来たら、外に出て満天の星空で星空案内。今回はふたご座流星群観測がメインでしたので、流星群の解説も少し…。望遠鏡でアンドロメダ銀河やオリオン大星雲を見たり…。

とにかく星空ガイドとしても、内容盛りだくさんで観察会を実施しました。一応のガイドの終了後は、お客さんとの情報交換…。
「今日はどこから?」「名古屋です」「東海市からです」「豊橋からです。」
「何でこの情報を知りましたか?」「中日新聞です」「ラジオで」…。
マスコミの力は偉大!!

設楽の奥三河総合センターを拠点に頑張っている設楽町公共施設管理協会の後藤さんとも情報交換。これからの奥三河での星空イベントの夢と希望と情報交換を行いました。
「毎週のように奥三河のどこかで星空観察会のような星空イベントが開催されるようになるといいなあ」
「星空案内養成講座を奥三河で開催して奥三河の星空の素晴らしさを共有して広めていけるような取り組みができるといいなあ」
なんて夢も語り合いました。

2日間(正確には3日間)の「星空カフェてんくう」で100人を超える方々にご利用いただきました。この数は、当初私が想定していた数倍の人数です。需要は確かにあるだろうと考えていましたが、ここまで多くの方々に来て頂けるとは考えていませんでした。

物好きの天文マニアが晴れるか曇るかわからないのに、晴れるのを期待して延々と寒い中待ち続ける…というのが数名、多くても10名ちょっと来れば御の字だと思っていました。

それが、思いも寄らない多くの方々に、遠方から来て頂き、このイベント(?)を盛り上げて頂きました。天文マニアにとっては、静かに写真を撮ったり、流星を数えたりするのにはちょっと「騒々しい」イベントだったかもしれません。
でも、元々星空はみんなの共有財産。ぜひみんなで見て、その美しさを感じ、共有し、それを守り続ける大切さを実感してもらいたいと思っています。

今回の大成功を次のイベント開催につなげていきたいと考えています。
次回は、いつになるのかまだ決定していませんが、ぜひみなさんと再会できることを楽しみに次の機会を考えていきたいと思います。

*写真はいつものけんたさんからの提供です。けんたさんのHPもご覧ください。

2015年12月5日土曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 開催のお知らせ

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

12月19日(土) 19:30〜
休暇村茶臼山高原にて

テーマは、
冬の星空と上弦の月(半月)
です。

冬の星空は明るい星がたくさん。色とりどりで、キラキラした星空が満喫できます。双眼鏡や望遠鏡を使えば、多くの散開星団、散光星団が見られます。
アンドロメダ銀河、オリオン星雲、h−χ二重星団、散開星団M36,37,38などなど、たくさんの星を見たいと思います。

休暇村茶臼山高原にもお知らせがあります。ご覧ください。

なお、標高1200m超の高地ですので、完全防寒対策をしてお越し下さい。
気温は普通で−5℃以下になりますよ〜。お待ちしてます。

ふたご座流星群を観よう!「開店!星空カフェ@てんくう」

12月14日夜から15日未明にかけて、ふたご座流星群が極大を迎えます。空気が澄んでいて、街明かりのない場所ならば、1時間あたり40個以上の流れ星が見られると言われています。

ふたご座流星群の観察場所に茶臼山高原はいかがでしょうか?

今年は、通常午後5時以降閉鎖される茶臼山高原第2駐車場をそれ以降24時まで開放して、観察場所として提供します。
また、豊根村観光協会・茶臼山高原協会の協力でその駐車場の敷地内にある喫茶「てんくう」を開店して、暖をとれるようにするとともに、若干の暖かい飲物の提供をできるように準備を進めているそうです。併設されているトイレも使用できるようにするそうです。
*試験的な開店なので本格的な飲食物提供はできません。詳しくは豊根村観光協会へお問い合わせください。
*諸般の事情でトイレは使えなくなってしまったそうです(水道管の凍結かな?12月10日追記)。

茶臼山第2駐車場の開放、喫茶「てんくう」の試験開店の詳細は…

<日 時>
2015年12月12日(土) 18:00〜24:00
     12月14日(月) 18:00〜24:00

<内 容>
茶臼山高原第2駐車場を、駐車スペースと観察スペースとに分離し、ゆっくり流れ星観察ができるように開放する。
喫茶「てんくう」で暖がとれるように開店し、若干の暖かい飲物(有料)の提供をする。

茶臼山は、雪が降り始めたようです。タイヤチェーンなどの冬の装備を準備してお越し下さい。また、極寒ですので、服装もダウンジャケッとなど真冬の装備をご準備ください。

私は、14日極大の夜に星空案内人として運営ボランティアとして参加する予定です。

2015年11月26日木曜日

双眼鏡で星空観察 入門機材におススメ

Kenko 双眼鏡 New Mirage 10×50 Wです。

価格は、3,000円ちょっと。破格です。
2015.11.26日現在Amazonにて在庫あり3,218円で出ています。その他のネットショップでも4,000円〜5,000円で販売されてます。

しかし、値段は値段で、遠くから見た感じは、いい感じですが、近くでよく見るとプラスチック感が半端ないです。持ってみるとさらに安っぽさを感じます。プラッスチック臭がプンプンします。

ところが、その安っぽさが天体を見るのにはちょうどよい感じです。
まず、軽く持ちやすい。さすがに長時間見ればどんな双眼鏡でも手や肩が疲れてきますが、そうならば軽いにこしたことはない。そういう点では、プラスチック製というのはアドバンテージだと思います。

問題は、星の見え方・覗いた感じ…。
星がくっきりと点像となって見えるところが素晴らしい。ぼやっとたくさんの星が見えるって感じじゃなくて、ひとつひとつがはっきりくっきり光っている星が数えられるように見える…。今日はたまたま満月でしたが、満月の輪郭がくっきり、シャープに見えます。望遠鏡で見ても感動しますが、この双眼鏡で見た月はそれはそれで新たな感動がありました。自宅はトヨタの工場が近く明るいのでくらい天体は見えませんので、今度、豊根村・茶臼山で見え方を再度確認したいと思います。

これから天体観測を始めようと思っている方には、この双眼鏡がおススメです!間違いない一品だと思います。

この冬の星空イベント@とよね


 この冬の星空イベントを計画中です。
 決定のものもあれば、計画中のものもあります。
 決定したものについては、順次情報をアップしますのでお待ちください。

★開催決定!★
「ふたご座流星群を観よう『開店!星空カフェ@てんくう』」
 通常、夜間閉鎖されている茶臼山高原の駐車場を星空観察のために開放する企画。多少の管理も必要と考えて、せっかく人がいるのなら、コーヒーや紅茶ぐらいなら出せるかなあと諸般の事情で閉鎖されている喫茶「てんくう」を開店して多少の暖かい飲物(といっても本格的なのはできませんが…)などを販売したりして…の「星空観察会」です。

  12月12日(土) 18:00〜24:00
  12月14日(火) 18:00〜24:00(ふたご座流星群極大日)
     *駐車場は一応24:00で閉鎖します。ご協力をお願いします。
   場所:茶臼山高原第2駐車場(一部観測場所として駐車禁止)、喫茶「てんくう」
      https://goo.gl/maps/T84viRgsBg82

 ちょっと心配なのは、この時期はスキー場オープンに向けてスノーマシーンがフル稼働中…。その影響がどう出るかが、やってみないと分かりません。茶臼山高原協会のスタッフの方は「大丈夫じゃなあいの」と軽い感じでの返事でした。
 豊根村観光協会からのプレスリリースはこんな感じ…。


★12月分開催決定★
「星空観察会@休暇村茶臼山高原」
 定例の星空観察会です。毎月1回ペースで開催しています。12月はスキー場オープンにあわせて開催です。

  12月19日(土) 19:30〜
   場所:休暇村茶臼山高原会議室&駐車場前広場
      https://goo.gl/maps/y1cG7ta2TFu

   1月以降も毎月開催の予定です。決定次第お知らせします。



☆計画中☆
「星空写真撮影講座@三沢高原」
 豊根村の三沢高原にある「いこいの里(若者センター)」を利用してでの宿泊イベント。昼間に星空写真を撮る方法を学び、夜に実習を行うというもの。せっかくですので、星空観察会も同時に開催して、そちらだけの参加もOKという感じで実施の予定。村の広報誌に掲載して、村民向け星空イベントとして開催予定ですが、その他の方の参加も歓迎します。

   2月13日(土)〜14日(日) 1泊2日
   場所:北設楽郡豊根村三沢「いこいの里(若者センター)」
      https://goo.gl/maps/ieUcAT89z3E2



2015年11月24日火曜日

天文年鑑2016

天文年鑑2016を購入。
来年の天文イベントをチェックしてみた。

 1月 4日 しぶんぎ座流星群極大(条件悪)
    9日 金星と土星が接近
      (望遠鏡で同視野内に見ることが可能?)

 2月 7日 水星が西方最大離角
 
 3月 9日 木星が衝 部分日食
       (インドネシア皆既日食)
   30日 くじら座のミラ極大光度

 4月18日 水星が東方最大離角

 5月22日 火星が衝
   31日 火星が最接近

 6月 3日 土星が衝
    5日 水星が西方最大離角

 7月 8日 冥王星が衝(+14.1等星)

 8月12日 ペルセウス座流星群極大(月齢9.6)
   17日 水星が東方最大離角
   18日 半影月食

 9月15日 中秋の名月
   19日 はくちょう座χが極大光度(3.3−14.2等星)
   29日 水星が西方最大離角

10月16日 天王星が衝

11月 特になし?

12月11日 水星が東方最大離角
   14日 ふたご座流星群極大(月齢15.0)

細かなものはいろいろあるが主なところはこんな感じ。
来年の見どころは…火星の接近かな?

2015年11月10日火曜日

第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

☆事前準備
 今回は「地上人工星」を用意。曇天でも、何か望遠鏡で見えるものをと考えた苦肉の策。次回以降は、もう少し星らしいものを準備したい。
 冬に近づき、屋外での観察にはかなり厳しい季節になって来たと感じた。今回は、事前告知の場(HP、休暇村でのチェックインの際の案内など)での「寒さ対策の呼びかけ」が不十分であったように感じた。

☆必要なもの
 これからは、「寒さ対策」だろう。今回もかなり寒く感じた。山の上としては寒さはまだまだだろうが、下界から上がってくる人たちにとっては、かなり「寒い」。しっかりと寒さ対策をすることを呼びかけて、観察会に入る必要がある。
 前回からの積み残し…望遠鏡のカバー。突然の雨にも濡れないような準備がしてあるとよい。ブルーシートなどで工夫してみたい。
 観光協会で用意して頂いているビクセンSW2-ED103Sの入れ物がそのうちダメになる。予算確保の時期でもあるので、相談して、アルミケースやバックを購入していく方向で要望していきたい。
 
☆観察会の内容
 お客さんが家に帰っても見てみようと思える材料として、アンケートの上部に本日の星空案内の内容、使用ソフトの紹介を掲載した。しかし、アンケートとの切り離しが面倒と感じる場面も会ったので、今後工夫をしたい。
 望遠鏡の紹介と地上人工星の観察はどうだっただろう?感想からは好意的に受け取ってくれたと感じたが…。継続しつつ、工夫をしていきたい。
 望遠鏡の結露は、季節の変化によるものなのか、寒さの割にはひどくなかった…というより、夏場と比べると非常に少ない感じがした。今後寒くなってくると、結露より降霜の方が心配になる可能性がある。夏の結露対策に引き続き、対応を考えておきたい。

☆今後の展望
 今後はこの休暇村での星空観察会を中心に、各種イベントでの観察の場を提供していくことで、この星空観察会の知名度をあげていきたい。また、この夏の星空キャンプで使用した茶臼山高原にある空き施設「てんくう」の活用を探りつつ、星空の茶臼山高原を広げていけたらと思う。
 今回初めて書いて頂いた感想にあるように、星が見えない時の内容についても再度検討したい。

2015年11月8日日曜日

第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

 11月7日(土)第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

前回に引き続き、前日まで快晴続きで、当日も期待しましたが、週間予報では雲マーク、傘マーク…。当日も朝からどんどん雲が厚くなり、雲が切れる期待もできないぐらいになってしまいました。


開催1時間ほど前から屋外の準備開始。曇っていて星が見える見込みはなかったのですが、「見えなくても覗きたい」というお客様の要望に今回も応えるべく2台の望遠鏡を準備。今回は、「全く星が見えないならば、星を作ってしまおう」ということで、百均のライトとフラッシュライトでちょっと遠くでピカピカさせてみました。

そろそろ開始の時刻。今回はなぜだか、お客さんが少なくて…。
でも始めます!
今回も前回に引き続き、暦の話から。
あまり歴史上の出来事もない日だったようでして…ロシア革命記念日、鍋の日、中日ドラゴンズ初日本一…。といったところでした。
そして、月齢や旧暦、天文現象を紹介。その後、11〜12月の見どころを紹介し、今晩の星空の紹介を行いました。

東の空にあがって来たばかりの「すばる(プレアデス星団)」とおうし座、ぎょしゃ座、近くに見られるカシオペヤ座からケフェウス座、アンドロメダ座、ペルセウス座…などなどの紹介。

最後に、毎度おなじみ「星空観察には双眼鏡がおススメ」「最初の望遠鏡はコルキットスピカ」という話で締めくくり。

その後、外へ案内…。案の定、全天の雲。
すっかり冬の茶臼山高原…寒さに負けずに出て頂けたのは数名。
それでもめげず、星空案内ならぬ望遠鏡紹介。反射望遠鏡と屈折望遠鏡のしくみの違いを説明。

今回は星が見えないので「星を作りました!」と百均ライトの星を2台の望遠鏡に導入し、見てもらいました。
「大きい望遠鏡の方が明るく見えますね。集光力の違いですか?」
と10cm屈折と28cm反射の違いを感じていただけました。

ということで、これにて終了。

今回からは、アンケートも実施。答えていただけた方には、私の撮影した星空写真(駄作ですが)をプレゼントということで、アンケートも3枚回収できました。
アンケートの自由記述欄にかかれていた感想です。括弧内は内容の評価、年齢です。

  • 悪天候でも楽しめるプログラムとして、スクリーンで茶臼山の季節の星空を上映するとかはどうでしょう。(よい)
  • いろいろ説明していただきましたが、曇の為、星が見られなかったのが残念でしたが、スタッフの方の努力が分かり嬉しかったです。また、作っていただいた星きれいに見えました。ありがとうございました。(大変よい、66歳以上)
  • 曇り空で星が観れなかったが、工夫していただきありがとうございました。(大変よい、66歳以上)

今後の活動に生かします!


次回予定は…未定。決定次第お知らせします。



*今回はカメラマンが不在で…。観察会自体の様子の写真がなくて申し訳ありません。

2015年10月28日水曜日

栗名月を愛でる会 報告&反省

今年の10月25日は「栗名月」。いわゆる十三夜という月遅れのお月見の日。こうした節目の星空(月夜?)にイベントを企画しないことはないということで、「栗名月を愛でる会」を開催しました。

ところが、主催者であるはずの私がダブルブッキング!午後に急遽会議が入り、それも数時間どころの騒ぎじゃない長時間会議…。終了は午後6時過ぎ。3時か4時には終わるだろうと思っていたところが大間違い!とんでもない顰蹙を買ってしまう騒ぎになりました。

夕方に、観光協会の職員の方が何とかセッティング。今まで私のサポート込みで何とか準備できていたところに、一人で準備ということでトラブル続出。バッテリー忘れやねじが外れて直せなかったり…、ファインダー調整ができず月の導入がままならない…などなど。途中で電話でサポートしながら現地に向かいました。

何とか7時過ぎには現地に到着。既に設置してあったビクセンSW2-ED103Sの微調整とバッテリー接続を行い、私の運んできたC11を設置。とりあえず、何とか形にはしました。

行き交う紅葉ライトアップを見に来たお客さんに…
「望遠鏡で月見えます!見ていきませんか!」
と声をかけ、何組かの方に見ていただきました。
口々に
「すごい!」「クレーターまではっきり見えるじゃん!」
と喜びの声。その後、せっかく覗いていただいたので、アンドロメダ銀河やプレアデス星団(すばる)、h−χ二重星団などを導入して見ていただきました。月夜の晩なので、それほどの迫力はありませんでしたが、アンドロメダ銀河のぼーっとした様子やプレアデス星団や二重星団の星がたくさんある様子はしっかりと見ていただきました。
ついでに、
「休暇村などで星空観察会を開催しています。そちらにもぜひご参加ください。」
と宣伝もしておきました。
昼間の企画「三遠南信食の祭典」のために来ていた豊根村役場の商工観光課課長さんも覗いて感動してくれました。

あっという間に20時が過ぎ、紅葉ライトアップのライトが消え、駐車場の照明も消灯。片付けをして、今回はもう一つ、CBCクリエーションの担当の方との情報交換(なんて大げさなものではなくて、私の先輩が担当者だったので会ってお話をしただけ?)をして帰りました。そちらの情報交換も有意義でして、今後新しい展開がひょっとしてあるかも…なんて感じもしました。

今回の反省
☆事前準備
とにかく会議とのダブルブッキングが顰蹙でした。ごめんなさいと謝るしかありません。所詮こちらはボランティアなので、何ともならず…。はやりスタッフ養成が今後のこの活動(豊根での星空観察会の開催)の要だと感じました。
望遠鏡の準備で忘れやすいのが、「バッテリー」忘れない工夫が必要です。現スタッフのスキルアップも重要ですね。

☆観察会の内容
何かのついでに星空観察会というのは、とても素敵と考えています。主たる目的としての星空観察会となると、天気が悪ければ見られないし、観察会を主催する人にそれなりのスキルがなければ、厳しいこともあります。なので、何かのイベントの傍らで「星見えますよ!見てってください!」といった開催方法が、お互いに気楽でちょっと得した感じでいいと考えています。

☆今後の展望
各種イベントの傍らで開催しながら、主たるイベントの「星空観察会@休暇村茶臼山高原」のお知らせをしていく…といった方法が、リピータをつくる鍵かもと感じる場面が多くありました。個別のイベントの広報ではなく、いろんなイベントで星空企画をやってますみたいなチラシ?パンフレットがあるといいかもと思いました。今後の検討課題としたいです。

*写真は、毎度のことですがけんたさんの提供です。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

2015年10月24日土曜日

第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原


第12回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。
11月7日(土) 19:30〜
 休暇村茶臼山高原にて
 テーマは先月に引き続き…
 「秋の星空とアンドロメダ銀河 天王星観察にも挑戦!」
 天気さえよければ、アンドロメダ銀河、プレアデス星団(すばる)、h−χ二重星団をはじめ、球状星団、散開星団をどんどん見たいと考えています。肉眼ではまず見ることができない天王星にも挑戦してみたいと思います。
 休暇村のHPにも開催のお知らせがあります。そちらもご覧ください。

 皆様のお越しをお待ちしております。

栗名月を愛でる会 in 茶臼山高原

今年の栗名月は10月25日。その日には茶臼山高原で「三遠南信第1回食の祭典」が開催。そして、夜には紅葉ライトアップ(最終日)。
ということで、茶臼山高原で17:00頃より
「栗名月を愛でる会」
を開催します。
望遠鏡を数台持ち込んで、栗名月と呼ばれる旧暦9月13日の月を眺めようという企画です。食の祭典のあとに…、茶臼山高原の紅葉ライトアップを見るついでに…、ぜひご参加ください。場所は、茶臼山高原駐車場(今のところ第一駐車場の予定)。
天気さえよければ、20時半(駐車場が閉鎖されるまで)開催の予定です。

2015年10月19日月曜日

紅葉ライトアップ星景写真 in 茶臼山高原


都市星景写真第3弾。
今回は茶臼山高原で行われている紅葉ライトアップを入れて星景写真を撮影しました。

撮影した写真をすべてKikuchiMagickで合成したところ、前景の紅葉が明るすぎる感じ。それが上の写真。

 写真データ2015.10.18 20:27~21:22
 Canon EOS 60D
 EFS18-135 f5.6
 4sec×741 -> KikuchiMagick -> DPP



そこで、照明消灯後の写真をまず比較明合成し、さらにそれに紅葉ライトアップの画像を比較明合成した結果が、下の写真。


 写真データ
 2015.10.18 20:30~21:22+20:00
 Canon EOS 60D
 EFS18-135 f5.6
 4sec × 704 -> KikuchiMagickで比較明合成 -> DPP で比較明合成


合成の仕方を変えるだけで雰囲気がこんなに変わるんだと実感しました。
それにしても、飛行機の光跡が邪魔だなあ…。これはこれでいいという人もいますが。

2015年10月16日金曜日

あんまり都市星景じゃない星景写真

KikuchiMagickを使った星景写真の第2弾。「昇るオリオン座」です。シリウスがちょうど昇ってくるところでした。
下の方に見えるのは豊田市の夜景です。

自宅近くで1時間頑張って撮影しました…。と言ってもカメラをセットして、リモコンのスイッチをON。あとは放置。

撮影したデータをソフトに読み込んで出来上がりです!

次は、北の空で挑戦してみようかな?


写真データ
撮影地:愛知県豊田市
2015.10.14 23:30~24:30
Canon EOS 60D EFS18-135mm f5.6
ISO 800 8sec.×421 -> KikuchiMagickで比較明合成

2015年10月14日水曜日

第11回星空観察会の反省

第11回星空観察会の反省…

☆事前準備
 今回は、曇天だったので、セレストロンC11とビクセンED103を準備した。星が見えなくても、望遠鏡の紹介をしようと考えていた。反射望遠鏡と屈折望遠鏡、赤道儀の役割等の解説をして少しでも興味を持ってもらって、「また来よう」と思ってもらえるように…。

☆必要なもの
 必要なものはほぼそろったかなという感じ。後あればいいものとして、望遠鏡のカバー。突然の雨にも濡れないような準備がしてあるとよい。ブルーシートなどで工夫してみたい。
 
☆観察会の内容
 今回は「今日のこよみ」から始めてみた。お客さんが家に帰っても見てみようと思える材料の提供があるとよい。現在見える星・星座、見どころ、街明かりの中でも見える星の紹介等があるとよいだろう。ステラリウムやMitakaの紹介も必要だと感じた。どこかで入れれるようにしていきたい。
 望遠鏡の紹介はどうだっただろうか?少しは興味を持ってもらえた感触だが、その上にその望遠鏡で星を見てもらえたらもっといいんだろうが、雲ばかりは何ともならないなあ…。

☆今後の展望
 観察会の形も固まってきて、今後の展望というよりさらに充実させるための工夫が必要な段階になってきたと感じる。形式を毎回同じにして、その都度の見どころが、確実に提供できるようにしていきたい。今のところは、初めてのお客さんがほとんどなので、これから出てくるリピーターに満足してもらえるような充実をしていかなければ行けないだろう。この会以外のプログラムの提供も必要に感じている。

2015年10月12日月曜日

望遠鏡とウエイトのバッグ

星空観察会の開催には機材の充実も大切ですが、その周辺機器(?)の充実も大切。ことに大きな望遠鏡になるとその機材を運ぶのにも一苦労。最初のうちは購入したときに入っていた段ボール箱を使っても何とかなりますが、しばらく使っているうちに、段ボールもふにゃふにゃになってきて…、持ち手がとれ、底が抜け…、だんだん悲惨な状況になってきます。そうしているうちに、大切な機材を落として取り返しのつかないことになってしまうなんてこともあったりするかも。
ということで、望遠鏡バッグと赤道儀のウエイトを入れるバッグを購入しました。

いずれのバッグも三重県津市にあるテレスコープセンターアイベルに相談して購入することにしました。

まずは、望遠鏡用バッグ。
セレストロンC11を運ぶために購入。これまで使っていた段ボール箱より体積が約半分。しっかりとした緩衝材が内装されているので、安心感抜群。十分な大きさもあるので、このバックの中に、巻付けフードやいピースなどの小物も入りそうな感じ(ただし、裸ではお互いに傷つくからやめた方がいい)。
実際、巻付けフードとファインダー、アイピース、天頂ミラーなどは余裕で入りました。下の写真が入れた様子。本体が黒いので分かりにくいですが、手前に巻付けフードや小物が入っています。

本体とバッグの重量を合わせて15kgぐらいありますので、少々重いですが、片手で十分持てます。これまで、巨大な段ボールにいれて、両手で滑りそうに運ぶのに比べたら、安心感と運びやすさが素晴らしいです。

まあ、安心感と運びやすさと引き換えなので…価格¥14,800(税別)は高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、私にとっては、いい買い物ができたかなと思っています。


次に、ウエイトバッグ。
購入時の段ボール箱の体積と比べると3分の1ぐらい。しっかりした持ち手が付いているので、安心。カバン一つに2つのウエイトを入れるので、ちょっと重いですが、購入したときにから使っていた段ボール+緩衝材に比べたら運びやすさと安心感は段違い。

段ボール箱がかなりボロボロになっていました。そのうち何らかのカバン(袋)の購入(または製作)を考えないといけないなあと、いろいろなものを物色していましたが、ぴったりのものはなかなか見つからずに、今回のこのウエイトバックにしてみました。

これも、大正解と思っています。
価格については、望遠鏡バッグと同じですが、私はよいものだと思っています。
ちなみに価格は¥2,500(税別)でした。

2015年10月11日日曜日

第11回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

10月10日(土)第11回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

前日まで、好天続きで「これはいけるかも」と期待しましたが、晴天だったのはその日の朝早くまで。どんどん雲が広がって…。残念な状態になりました…。

しかし、諦めず開催するのが私のポリシー。なぜなら、お客さんはいらっしゃいますから…。

開催1時間ほど前から屋外の準備開始。曇っていて星が見える見込みはなかったのですが、前回の「見えなくても覗きたい」というお客様の要望に今回も応えようと、セレストロンC11とビクセンED103の2台の望遠鏡を準備しました。


今回からは趣向を変えて、「暦」の話から…。
10月10日は15年前まで体育の日。1964年に東京オリンピックの開会式が行われた日。かつては祝日でしたが、今やハッピーマンデーとか言う3連休制度に飲み込まれて、それも知らない子どもが増えてきて残念。
そして、月齢や旧暦、天文現象を紹介。その後、10〜11月の見どころを紹介し、今晩の星空の紹介を行いました。

秋の星座とそれにまつわる神話(アンドロメダ、ペルセウス、ケフェウス、カシオペヤ)の紹介。アンドロメダ銀河とその様子と40億年後には我々の天の川銀河と衝突して一つに合体すること等をお話ししました。

最後に、「星空観察には双眼鏡がおススメ」「最初の望遠鏡はコルキットスピカ」という話をしました。

その後、外へ案内…。案の定、全天の雲。
それでもめげず、星空案内ならぬ望遠鏡紹介。反射望遠鏡と屈折望遠鏡のしくみの違いを説明。

「何も見えませんが。」
の一言のあと、
「覗いてみたければ覗いてもいいですよ。」
で、やはり子どもたちは次々覗いては
「まっくら。なにもみえないよ。」
まあ、当然ですが…。

ということで、これにて終了。
9時ちょっと前まで待って、片付け開始。
片付けをはじめたころから、雨がぽつぽつ降り出して、15分後にはザーザー降りになりました。

今回の観察会には、
「今日は星空観察会ありますか」
と休暇村宿泊のお客様がいたとか。
休暇村のスタッフさんが
「天気がイマイチなので、星が見られるかどうかは分かりませんが、お話はありますよ」
と答えたところ、
「お話を聞くのも楽しみにしていますので」
とおっしゃったとのこと。

何と嬉しいことでしょう。
これからも頑張らないといけませんね!

次回予定は…未定。決定次第お知らせします。

*今回の写真もけんたさん撮影です。けんたさんのHPもご覧ください。

2015年10月4日日曜日

都市星景写真

これまでいろいろ試してきましたが、星の写真も奥が深くて難しいことばかり…。いろいろぼちぼちやっていくとして、何か手軽に自宅でもできることがないかと探して、たどり着いたのが、「都市星景写真」。
先日、アストロアーツから「都市星景撮影術」という本がでて、試しに買って読んでみた。記事に書かれていることのうちのいくつかは以前から知っていたことでした。しかし、本に掲載されている写真を見ると、「これならいけるかも!」と感じるものがあって、今回自宅近くで試してみました。
撮影データ
 撮影地:愛知県豊田市?みよし市境目
 撮影機材:Canon EOS 60D EFS18-135mm
 ISO800 8s×138枚 KikuchiMagicでスタック
8秒の撮影では、ほとんど星が確認できなかったものが、「比較明合成」することで、線として表れて見えてくる。街の灯りも生かしながら、星が撮影できるのは魅力的でした。
景色を選んで撮影すれば、結構いい感じになりそうです。
今回の写真の総露出時間が20分足らずでこれだけ軌跡が残るので1時間も撮影すれば、結構いい感じで星の奇跡が写るはず…。自宅付近でも撮影できるので、移動時間もそれほどかからずに撮影のために時間が確保できそう…。

これからいろいろ試してみたいと思います!!

2015年9月29日火曜日

第11回星空観察会@休暇村茶臼山高原開催のお知らせ


第11回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

10月10日(土) 19:30〜
  休暇村茶臼山高原にて

 テーマ
 「秋の星空とアンドロメダ銀河 天王星観察にも挑戦!」
 
 日没が早まってきますので、これまでよりも30分ほど開始時刻を早めます。
 天気さえよければ、アンドロメダ銀河をはじめ、球状星団、散開星団をどんどん見たいと考えています。肉眼ではまず見ることができない天王星にも挑戦してみたいと思います。

 休暇村のHPにも開催のお知らせがあります。そちらもご覧ください。

 皆様のお越しをお待ちしております。
 

2015年9月25日金曜日

第10回星空観察会&とみやま大冒険きゃんぷ 反省

第10回星空観察会ととみやま大冒険きゃんぷの反省…

☆事前準備
 一人で準備は結構厳しい。でも時にやらなきゃ行けない時があるので、そういった時の対応を考えておきたい。時間をかければ、何とかなるので、時間にゆとりを持って準備にとりかかるのは必須。それにしても、AVXのウエイトが重い。運搬用のカバンなどの準備が必要だ。冒険きゃんぷのときには、Vixen SX2-ED103Sは観光協会の職員さんがセットアップ。少しずつ慣れてきてくれている。今回はファインダー調整の方法を指導。それで、天体導入(今回は月とベガ)ができたようだ。こうした人を増やしていけると良いと思う。

☆必要なもの
 大きな望遠鏡は運ぶのが大変。段ボールで運ぶのも運びやすさと段ボール劣化の問題がある。三脚、望遠鏡本体、赤道儀などそれぞれの運搬用バッグを購入したい。加えて、AVXのウエイトを安全に運ぶ方法も検討したい。そのうち、落としてけがをする。今回は、どこかで落としたのか?ウエイトのクランプが折れた。使えないことはないが、締めにくく、観察中に脱落してはいけないので、保守部品があれば購入したい。
 
☆観察会の内容
 天気が悪いのがとても残念。天気のよいところでいろいろ試したいが、今は「星のお話」をするのが精一杯。とにかく我慢して続けることが大切だろう。星の話のネタを集めておきたい。

☆今後の展望
 休暇村での星空観察会を始めて半年過ぎたということで、小さな反省会を開催した。
 休暇村としては、
「とにかく開催することができて助かっている。」
「今後も続けていきたい。」
「今回は宿泊者以外からの問い合わせがあった。期待も広がっていると感じる。」
 豊根村観光協会としては、
「新しい取組が何かできないか。」
「そのためには人員確保が必要。」
「豊根村の同報無線でお知らせしている。村民の参加も広げたい。」
 私としては、
「とにかく思いつきでできそうなことを発信していきたい。」
「参加者の感想を集めて取組を充実させたい。」
「毎月の休暇村の星空観察会を中心にほかの取組を広げていきたい。」
「星空写真教室なんてどうですか。」
といった意見交換をした。それぞれが本当に手探り状態で実施していることなので、お互いに遠慮なく意見交換をすることで、充実(時には撤退)をしていけるとよいと思う。

 そういった意味では、今回開催したとみやま冒険きゃんぷでの星空観察会は、一つ新しい試みとして今後に生かしていきたい。

とみやま大冒険きゃんぷでの星空案内

9月21日(月)とみやま大冒険きゃんぷの企画の一部の「星空観察会」にて星空案内を行いました。

20日(日)の休暇村での星空観察会に続いての開催。当日は朝から、あちらこちらによりながら、午後、旧富山村に入りました。
ほぼ20年ぶりの富山入りでした。とりあえず、感想は…遠い!何もない!でも、それがいいと感じるところでした。

さて、星空観察会の報告を。

前日からの雲がさらに輪をかけて暑くなった感じ。時々、所々に青空は見えてくるけども、黒い雲もやってきて、パラパラと雨を降らせることも…。こりゃあ今日もダメかなあと思いながら、準備までの時間を過ごしました。

18時過ぎ、準備開始。せっかく移動しても何も見えないんじゃあ申し訳ないということで、当初予定していた富山ヘリポートでの開催を諦め、キャンプ実施会場のバンガロー村古里とみやまへ。ステラリウムでの星空案内と星座早見盤作りを基本に実施しようということになりました。あとは空の様子をみて、望遠鏡で星空観察できればいいですね…という感じで。

キャンプ場なので、屋根付きのイベント広場のような施設もあり、外のような中のような場所があるのが嬉しい。近くに望遠鏡を設置して、屋根の下にはプロジェクターの準備。

19時45分、星空観察会開始!
ステラリウムでの星空案内。秋の星空を紹介しました。ついでに、天気がよければみようと考えていた星たちの紹介…。アンドロメダ銀河、ヘルクレス座大球状星団、こと座リング星雲、はくちょう座の二重星アルビレオ、それから上弦の月。
そんな解説をしているうちに、少しずつ雲が切れてきて…、望遠鏡へご案内。

望遠鏡では、上弦の月、アルビレオ、こと座リング星雲、ベガ…をみることができました。残念ながら、見ているうちに雲が広がって、これが限界でした。

残りの時間は、星座早見盤作りと使い方講座…。どの程度満足感があったのか?ちょっと心配でしたが。

以上でだいたい1時間。
何とか、いくつかの星も望遠鏡で見ることができて無事終了しました。

*2015.9.26追記
 とみやまの里のブログにもその様子が公開されました。そちらもぜひご覧ください。

第10回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

第10回星空観察会@休暇村茶臼山高原は、9月20日(日)に開催しました。
秋の5連休の中日で、昼間は晴天。これは期待できるなあと思って、茶臼山高原に向かいました。

 ところが…
 夕暮れ時に近づくにつれて、薄雲が流れてきて、だんだん雲も厚くなり…。霧まで出てくる始末…。

毎度のことではありますが、晴れてくることを願って準備をしました。18時前から準備を始めましたが、今回は応援が誰も来ず…。そういうこともあるさっと自分を納得させながら一人で準備を進めました。そんなところに私の妹が応援?に駆けつけてくれました。

今回のテーマは「秋の星座探検&上弦の月・アンドロメダ銀河」。

 始めは、いつものように会議室でステラリウムを使って「こんな星空が見えますよ」と星空案内。9月も中旬を過ぎると、秋の星座が東の空に。ペガスス座、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座、ペルセウス座を紹介。それにまつわる神話もちょっと…。

 今回は中秋の名月が近いということで、お月様の話も少し…。

中秋の名月とスーパームーンの話をしました。
今年の
中秋の名月は・・・・・9月27日(日)
 旧暦8月の新月から数えて15日目の月なので、満月にならないことも…。今年は月齢14.2です。
スーパームーンは・・・9月28日(月)
 地球の周りを回る月の軌道が楕円なので、少し大きく見えたり、小さく見えたります。今年は一番大きく見える満月がこの日。一番小さく見える満月と比べると大きさで14%、明るさで30%違います。
と言った話をしました。

 *今回の星空観察会では、私の早とちりで日にちを間違えて紹介してしまいました。
  お詫びして訂正させていただきます。


 天気はイマイチでしたが、可能性にかけて、お客様を外へご案内…。今回は、全く見えず…。残念…。お客さんは、それでも覗いてみたいようでして…

お客さん「どこから覗けばいいんですか?」
 私  「何も見えませんよ」
お客さん「それでも…」

ということで、一応覗いていただきました。
「天気がよくて見えるともっといいのにね」
のちょっと嬉しい言葉…。大きな望遠鏡をのぞくだけでも、価値のあることかもと感じる場面でした。

 ここ数回は、休暇村茶臼山高原のある豊根村の同報無線(朝昼夕に各家庭に一斉に流れるお知らせ番組?)でも、この星空観察会が案内(村民へのお知らせ)がされているようで、翌日、麓に下りて知人に会う度に「昨日は星空観察会お疲れさま!」と声をかけてくれました。
 ありがたいことです。

 それに、あとから休暇村のスタッフさんに聞いた話では、
「今日は星空観察会ありますか?泊まりのじゃないですけど参加してもいいんですか?」と電話で問い合わせがあったそうです。
 これまた、嬉しいことです。


 次回予定は、
  10月10日(土) 19:30〜
   テーマは「秋の星空とアンドロメダ銀河 天王星観察にも挑戦!」
   日没が早まってきますので、これまでよりも30分ほど開始時刻を早めます。
 
*今回の写真提供もけんたさんでした。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

2015年9月13日日曜日

第10回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 開催予定

第10回星空観察会@休暇村茶臼山高原野路会の開催が決まりましたのでお知らせします。

9月20日(日) 20:00〜
テーマ「秋の星座探検&上弦の月・アンドロメダ銀河」
月齢7.2 上弦の月。クレーターのデコボコがよく見えそうです。
アンドロメダ銀河も双眼鏡や望遠鏡でみましょう。散開星団や球状星団もみられそうです。

あとは天気がよくなることを願うばかり…。

みなさんのお越しをお待ちしております。


なお、第11回は…10月10日(土)に予定しています。

2015年9月11日金曜日

第9回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 反省

第9回星空観察会の反省…

☆事前準備
 新しく導入されたVixen SX2-ED103Sは観光協会の職員さんがセットアップ。細かい設定(極軸合わせやファイダーの調整など)の指導はまだこれから、追々時間を見つけて…。それでも、そうやって複数の手で準備が出来るのは、結構楽が出来る。今後もこういったスタッフを増やしていくことで、「みんなで作る星空観察会」にしていけるといいと思う。

☆必要なもの
 28cmシュミットカセグレンのレンズフードは、つける価値があったように思う。短時間であったが、結構湿度の高い状態でヒーターつけずに約1時間半はなんとか眼視には耐える状態であった。物的環境としてはかなりそろってきた感じ。あと欲を言えば、電源があると、バッテリーの残量を気にしないですむので楽だなあと思っている。
 
☆観察会の内容
 季節の変化とともに、いろいろな星座、星空を紹介できるスキルをつけていきたい。特に自分は神話分野が弱いので、勉強しなければならない…。
 観察会自体の内容は、星空観察会がメインでないお客さんにはちょうどいいかもしれない。あまり欲張らず、「星がきれいに見えますね♡」って感じでよいかも。
 双眼鏡での観察を勧めているが、今回望遠鏡の購入の相談もあった。そういった質問にも答えられる準備をしていきたい。まずはカタログを並べておくってのも、具体的な説明ができていいかも。

☆今後の展望
 これまでの形式を保ちつつ、自分と観光協会の方、役場の職員、休暇村のスタッフの方々の星空に関するスキルアップを進めていけるとよい。何かいい方法はあるだろうか?

2015年9月8日火曜日

第9回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

 第9回星空観察会@休暇村茶臼山高原は、9月5日(土)に開催しました。夏休みは終わりましたが、休暇村にはお客さんがたくさん泊まられていました。

 前日の晴天がうらやましくなるほど、雲が多い…。
それでもめげずに実行するのが、私のポリシー。晴れることを願って準備をしました。今回は、観光協会の方にも準備を手伝ってもらって…というよりは、望遠鏡の使い方の練習…で、スムーズに進みました。ただ、極軸合わせやファインダーの調整はまだまだ練習が必要なようです。

今回のテーマは「秋の星座と星雲・星団」。
 休暇村茶臼山高原の玄関は東の空を向いているので、いつも東の空に見える星空の紹介から始めます。今20時頃に見えるのは、まさに秋の星座。ペガスス座、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座、ペルセウス座を紹介。それにまつわる神話もちょっと…。
 アンドロメダ座にあるアンドロメダ銀河を拡大してみせて…お客さんから「お〜〜〜」という歓声。ちょっと嬉しいですね。

 室内での解説の最後はいつものお決まり…。双眼鏡での星空観察のススメ。
 高額な望遠鏡を買う前に、ぜひ双眼鏡で星空を見てください…と。今回はついでに「どうしても望遠鏡が欲しいというときには、コルキットスピカで試してみてください。それでも満足できない時は…お金を貯めて、5万円ぐらいのものを買うことをお勧めします。」とコルキットもお勧めしました。

 天気はイマイチでしたが、可能性にかけて、お客様を外へご案内…。時々雲が切れて薄雲から透けて夏の大三角がちょっと覗いてくれました。タイミングよく望遠鏡にアルタイルが導入できて…何とか見ることができました。が、全員のお客さんが望遠鏡をのぞいてというところまではできませんでした。残念…。
 見えるかどうか分からない星をいつまでも待たせる訳にもいかず、今回はここでお開き…。

 その後、望遠鏡の話を聞いていたお客さんから、望遠鏡購入の相談…。
 お勧めは、このあたりです…と、休暇村の玄関に飾ってある望遠鏡を紹介しました。
土星の輪が見たいとのことでした…。

 次回予定は、今のところ未定。9月にもう一回実施したいのですが、なにぶん本務が…。
 ということで、決定次第、ご案内します。

これほど毎回雲に祟られると…やっぱりおはらいをしてこないとダメですかねえ?

*今回の写真提供もけんたさんでした。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

2015年9月4日金曜日

第9回 星空観察会@休暇村茶臼山高原開催のお知らせ

明日です!
第9回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催します。

9月5日(土) 20:00〜
休暇村茶臼山高原にて

テーマは「秋の星座と星雲・星団」
そろそろ秋の星座ものぼってくる時期になりましたので、秋の星座を中心にご案内する予定です。夏の星座の中にある惑星状星雲や球状星団も望遠鏡で見えるといいなあと思っています。

今のところの天気予報では…曇。
あとは神様に祈るのみ!晴れますように…。


2015年8月23日日曜日

9月の星空イベント

9月の星空イベントの案内です。今日の段階での確定分です。
追加の場合は改めてお知らせします。


星空観察会@休暇村茶臼山高原

9月5日(土) 20:00〜

テーマは、「天の川と球状星団・惑星状星雲、アンドロメダ銀河」
月齢22なので、天気さえよければ、しっかりと星空が見られそうです。
詳しくは、休暇村HPへ。


親子 de とみやま大冒険きゃんぷ 〜謎の星空ソムリエの章〜

9月21〜22日 1泊2日

バンガロー村古里とみやまに泊まって、カレーやホットドック、ドラム缶ピザを作ったりして、夜には星空を楽しもうというイベント。
詳しくは元日本一のミニ村とみやまのHPへ。

2015年8月22日土曜日

愛知のてっぺんで星空キャンプ in 茶臼山高原 反省

星空キャンプ in 茶臼山高原の反省…

☆事前準備
 5月中旬から準備開始。ほとんど「こんなのできたら楽しいなあ」という思いつきの企画。それを中心になって動かしてくれた豊根村観光協会の早川さんに感謝。
 会場の確保や食事の準備、その後の片付けについての反省は、早川さんにお任せするとして…。現在使用されていない喫茶「てんくう」が使えることになったのは、とても素晴らしい成果。今後も活用を探っていきたい。
 最大の問題は当日運営のスタッフの確保。星空キャンプと銘打っているので、星空案内ができる人が数名と実務を動かすスタッフ4〜5名が必要。加えて、取り回しの分担を明確にしておき、それぞれの負担を軽くする工夫も必要だ。苦肉の策でスタッフの途中で合流・解散を可としたが、今後もそうなる可能性が高い。ということで、できるだけ事前にスタッフを確保して、少なくともメールなどで事前に動きの確認がとれる体制を作りたい。できれば、事前にきちんと説明会というか、スタッフ会議を開いて役割分担や当日の動きを確認しておきたい。

☆必要なもの
 イベント全体に関する必要なものについては早川さんに任せるとして…。
 望遠鏡作りの道具…はさみ、木工用ボンド、セロテープが少なかったように感じた。数がたくさんあるともっとスムーズに製作がすすめられた可能性がある。
 銀マットが参加者一人に1枚ずつ用意されていたのは素晴らしい。星を見るには寝転がって見るのが一番だ。
 望遠鏡も私物を含めて3台でまわせるようになった。あとは、それを使えるスタッフを養成していくことが課題だ。

☆イベント全体の内容
 ものを作ってもって帰れるイベントというだけで満足感が生まれるのはこれまでの色々なイベントで経験済み。やはり持ち帰りのお土産があるイベントはそれだけで満足度が上がる。しかし、今後はリピーターのことも考えて、内容を考えていく必要があるだろう。今後は、望遠鏡作りと「そのほかの何か」を選択してできるような工夫が必要になってくると思われる。
 天気に左右されるので、曇天・雨天の場合でも何らかの楽しみがあるような企画を用意しておきたい。今回はクイズ大会とプラバン工作を準備しておいたが、1回目の雨天時にクイズ大会をしただけで終わってしまったが、こうした事前の準備を大切にしたい。
 このイベント終了後もそのまま茶臼山高原のイベントにお客さんを流すという方法も観光という視点ではよかったと思う。何もないところで、それでは解散…で終わるよりも何倍もお客さんの満足度が上がるように思う。
 ただ、イベントまでの案内(集合場所やその地図、持ち物の詳細など)やその後の茶臼山イベントの案内などは、最終案内と一緒に送っておけるとさらに充実度があがったように思う。今後の検討課題であろう。

☆今後の展望
 今回連日で開催して結構辛い感じだったので、来年度は、2週連続で土日に開催という感じで、連日開催でない方向で考えていきたい(まあ観光協会の都合もあるので何とも言えないが…)。
 加えて、もっとキャンプ的要素を入れてもいいかもしれないが、問題は会場であろう。今回も企画段階で、カレーづくりなどを考えてみたが、国定公園内ということで火気使用制限があり実現できなかった。ただ、星空観察の会場としては、天気さえよければ最高なので、こだわりたい。また、事前のレクレーション企画(望遠鏡作り、マスつかみ、BBQなど)に関して言えば、グリーンステージ花の木はまずまずの場所と思う。
 使われていない施設だった喫茶「てんくう」を活用できたのもよかったと思う。その他のイベントでも活用する方法を探っていける可能性を示せたように感じる。
 他のお客さんと競合しそうな場所を避けるのも、イベント成功の秘訣であろう。

2015年8月21日金曜日

愛知のてっぺんで星空キャンプ in 茶臼山高原 報告

8月13〜14日、14〜15日のそれぞれ1泊2日で「愛知のてっぺんで星空キャンプ in 茶臼山高原」が開催されました。あいにくの天候だったために、満天の星空にペルセウス座流星群という訳にいかなかったですが、参加者のアンケート結果を見ると、まずまずのイベントとして開催できたかなという感じでした。

それでは、14〜15日での報告です。
午後1時半、豊根村のグリーンステージ花の木に集合。



最初はその施設内にある民俗館で「望遠鏡作り」です。
参加者一人に一つずつ望遠鏡を作ってもらいました。
使ったものは「コルキットスピカ」。小学校高学年ならば、自分で作ることも可能な手軽なキット。説明書の手順に従って、説明を加えながら、作ってもらいました。
一人で作ると30分足らずでできてしまうのですが、説明をしながら、アドバイスも加えてとなると、1時間ほどかかります。途中でうまく行かない人へのサポートも結構手間取りました。多少の失敗はありましたが、何とか全員無事完成して終了できました。



このあとは、マスつかみとBBQ。マスつかみは今年整備された川遊びのできる河原で網を張って…。冷たい水が気持ちよくてマスつかみだけではもったいない感じ。子ども達は喜んで遊んでくれました。BBQはボリュームあるお肉と野菜。お腹いっぱいになりました。


そして、キャンプ地の茶臼山高原第2駐車場へ移動します。通常は幕営が禁止されている場所ですが、特別に許可を取ってキャンプができるようにしました。テントをたてたり、先ほど作った望遠鏡の導入とピント合わせの練習をしたりして過ごしながら夜が更けるのを待ちました。


それでも時間があるので、参加者の方々は近くの温泉へ。近くに何カ所も温泉があるのも珍しい。近いところは10分程度で、遠くても30分車で移動すれば行くことが可能です。地元豊根村の「湯ーらんどパル豊根」、平谷村の「ひまわりの湯」、売木村の「こまどりの湯」、天龍村の「おきよめの湯」などなどたくさんの日帰り温泉があります。
お風呂から帰ってくると夜食の「豊根オリジナルそば」の提供…。至れり尽くせりのキャンプイベントです。
私は、その間に望遠鏡の設置を行いました。


夜も更けて来たところで、「星空観察!」といきたかったのですが、何と曇天。今は使われていない施設「てんくう」で星空解説を行いました。
毎回の星空観察会と同様にステラリウムを使っての星空解説。今回はスクリーンが北向きだったので、北の空から星空案内を始めました。北斗七星から北極星を探して、カシオペア座、その下には、流星群で有名な「ペルセウス座」。東の空を見上げると夏の大三角。夏の大三角の真ん中に流れる天の川を下るとさそり座といて座が…。

ペルセウス座流星群の話をして、それでは外で星空観察をしましょうと外に出たら…やはり、全天が雲…。晴れる気配がありません。


残念です。星空観察、天体観測は「忍耐」で勝負。とにかく晴れてくるのを待つしかありません。9時半頃に星空解説が終わったあと、待つこと数時間。徐々に雲が切れ始め、何とか星が見えるようになってきました。写真には写っていませんが、何とか数個の流星を見ることもできました。


そのあとも、1時間足らずで再び雲がでて来て、全天雲に…。午前2時過ぎには、諦めて寝ることにしました。

翌朝…。天気は快晴。素晴らしい日の出で朝を迎えました!!


「どうして夜には雲がでて、朝になるとすっかり雲がなくなるんだ…」
そう思ったのは、私だけではないはず。


 朝食は、バイキング形式。豊根オリジナルの料理、新鮮な野菜、ボリュームたっぷりの朝食でした。快晴の朝、屋外で食事…なんて素敵な光景でしょうか?
そのあと、片付けをして…。


最後に、終わりの会を開いてこのイベントは終了。雲が多く星空が見えたかどうか不安な「星空イベント」でしたが、多くお方が星が見れたようです。寝ちゃったかな?と思っていましたが、結構な人が起きて星を見ていたようです。

ちなみに13〜14日の2日間は…
雨に祟られ、途中で雷雨という散々なものになってしまいました。でも、企画は予定通り実施しました。
が、この日もやはり夜中過ぎには1時間程度晴れ間がでて…天の川、流星をしっかりと見ることができました。
雨が降っての企画だったので、どの程度満足していただけたかちょっと心配ですが、それもキャンプや星空観察にはつきものということで許していただけると嬉しいです。

ということで、来年も実施予定???
次は…どんな企画にするか、しっかり反省をしてよいものにしていきたいです。