2015年6月29日月曜日

第6.1回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

ついに、ゲリラ星空観察会を実施しました。

ということで、今回は「第6.1回」目。
事前の告知ありを公式星空観察会とするならば、ガイドの思いつき?でその日の天気を見て行う非公式星空観察会といったところでしょうか?なので、回数も小数点がつきます…。

朝から梅雨の晴れ間の天気。GPV気象予報によると夜になると雲量0の地域が広がる様子。加えて、翌日代休なので、いてもたってもいられなくなり、午前中から関係各所に連絡をして実施の方向で準備を始めました。
ところが、午後は仕事のような仕事じゃないような仕事が1件…。
それが終わったのが午後5時。自宅に帰って簡単に準備をして、車を走らせました。

途中雲が切れてきて、西の空から雲一つない領域がだんだん広がっていく!
7時半頃に現場に到着。準備を始める頃には、休暇村イベント「ホタル観賞会」が出発していきました。それを横目に見ながら準備開始!
望遠鏡を運んで、セットして、簡単にアライメント…。極軸合わせも適当で…。

そんなこんなしているうちに、「ホタル観賞会」のお客様が帰ってきました。

午後9時開始。
まずは、望遠鏡で星を見ましょう…ということで、土星と月を見ました。
一通り惑星と月を見たあとは、肉眼で「星座案内」。
月と土星から…さそり座、いて座、天の川を登っていくと、織姫星と彦星、夏の大三角、北の空の北斗七星から北極星。北斗七星から南に下ってうしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカ。ひとまわりで案内できました。
最後は、いつもの「双眼鏡で星空観察のススメ」の話。
今回のお客様には反応がよくて、「どんな双眼鏡がいいの?」という質問まででて、しっかり紹介させてもらいました。
「倍率は7〜8倍のものがいいですよ。双眼鏡の覗く側に「8×40」なんてのが書いてあるから、この8が倍率、40が対物レンズの大きさを表してます。」
「対物レンズは大きい方がいいですが、大きいと重くなりますし、値段も高くなります。50mm前後がお勧めです。あっ、ここの数字ね。」
「テレフォンショッピングなんかで、倍率50倍なんてのが売ってますが、私はお勧めしません。なぜなら手のぶれも50倍になりますから、見てられません。」
なんてやり取りもしました。あとは自分の予算との相談ですが、8000円前後がお勧めですなんて話もしました。

これで、約30分の星空観察会終了。

終了後には、だんだん雲がでてきて…10時過ぎにはほぼ全天が雲に覆われました。その後も時々雲が切れてきたのですが、それもわずか…。

星景写真でも撮影しようと思ってましたが、これじゃあダメだなということで、周辺のロケハンをしました。やっぱり休暇村の裏の丘の上が最高って感じ。あとは、第2駐車場かな?

2015年6月22日月曜日

第6回 星空観察会 反省

第6回星空観察会の反省…

☆事前準備
 どう考えて天気の回復が望めない様子だったので、室内での開催を中心に準備。望遠鏡もC11だけを飾るだけにしたけど、もしも、急に天気が回復して、外での観測ができたときに対応できるように、ED80Sfも飾っておいた方がよいかな?

☆必要なもの
 豊根オリジナル星座早見盤動き出したか?思ったよりもオリジナルにするとお金がかかりそうだけど、そこは観光協会でなんとかしてくれる雰囲気。対応を待ちつつ、金額的な問題ならば、オリジナルにこだわらないという選択肢もあり。
 しばらく、屋外での開催ができていないので、必要なものが見えてこない…。

☆観察会の内容
 ホタル観賞会のあとは、かなりのショートバージョンでの星空観察会となる。対象を絞った内容にしていきたい。今の時期は、夏の大三角、北斗七星、いて座・さそり座、惑星がメインだろう。
 「Mitaka」を使った星空案内の展開を考えていきたい。惑星探査や銀河探査なんてどうだろう?

☆今後の展望
 とにかく天気に左右されやすいので、天気を見ながら開催決定していく方向で。特に夏休み中は、お客さんも多く、自分の時間の調整もしやすいと思われるので…。その一方で、定例で行う観察会も休暇村のHPなどで広報していくことを忘れずに。



 あまりに天気の悪い日にばかりの開催で、反省が同じような内容になってきている…。何とか屋外での開催を重ねることで、内容や方法を改善していきたい。

2015年6月21日日曜日

第6回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告


第6回 星空観察会。2週連続の6月20日に開催しました。
先週と同じく「ホタル観賞会」に引き続きの開催。

今回は、外に準備ができないお天気。霧雨なのか、雲の中なのか…という状態。
諦めて望遠鏡は会場に飾りました…。

準備しつつ、ホタル観賞会に参加されたお客さんの帰りを待ちながら、観光協会の方と夏の星空イベントの打ち合わせをしました。夏の星空イベントの詳細については、随時報告します。

さて、ホタル観賞会から帰って来られたお客さんを会場へご案内。
今日のテーマは「惑星と星雲・星団」でしたが、ステラリウムMitakaを使って、今日の星空・見える星の紹介と冥王星のお話をしました。

冥王星と言えば、かつて最遠の惑星でしたが、今は準惑星に分類されています。しかし、今までにその星を詳しく調べた(地球からの望遠鏡では詳しく調べられない)ことがない太陽系の天体。そこに、この7月14日に探査機「ニューホライズンズ」が最接近します。どんな新発見があるか楽しみです…。と言った内容でした。

霧雨の中、それも室内での星空案内は、ちょっとテンションがあがりません。それも、第2回以降、4回連続の室内の星空案内…。
何か新しい工夫をしないといけないなあと感じています。
とは言っても、参加されるお客さんは初めての方ばかりなので、いつものようにやればいいんでしょうが…。でも、天気が悪くても「楽しかった!」「よかった!」と感じてもらえる星空観察会をできるようにしていきたいと思います。



 次回は…、7月になりますので、バケーションモードになります。
 日程が決まっているのは、

 7月25日(土) 20:00〜
 テーマ「夏の星空と土星」
 夏の星座が主人公!土星もまだまだ十分見られます。輪のある惑星をぜひ望遠鏡で見ていただきたいです。天の川の中に見られる、星雲・星団を双眼鏡や望遠鏡で観察しましょう!

 バケーションモードとは…、
 夏休みになるので本職の勤務が若干変則的になります。そのために、平日での開催もできる場合がありますが、せっかくやるならば、星のよく見える天気のよい日に開催したいと考えています。ということで、平日週末にかかわらず、当日、昼前後に突然「本日開催!」と決定することがあります。これが「バケーションモード」です。
 ただ、今年はエルニーニョ現象で梅雨明けが遅れそう…なんて情報もあるので、実際にはどれほど開催できるか、今のところはっきりしないのが現実です。
 このブログ、FacebookTwitterの情報をよく見ておいてください。


 2015.6.22 追加・修正
  けんたさんの協力により、写真を貼付けました!
  いつもご協力、感謝です。おかげで少しでも臨場感のある報告がかけてます。  


2015年6月16日火曜日

第6回 星空観察会@休暇村茶臼山高原のご案内

先週に引き続きの開催。
今回も、休暇村茶臼山高原で行われているホタル観賞会に引き続きの企画となります。天気にもよりますが、19時30分からのホタル観賞会の後、21時頃からの開催の予定です。ただし…、特に星空観察会を希望される方がいらっしゃいましたら、いつもの時刻20時頃から始めます(私はスタンバイしています!)。

ということで今回は…、

6月20日(土) ホタル観賞会終了後
休暇村茶臼山高原にて…

テーマ「惑星と星雲・星団」
 前回と同様、土星が見頃です。月は三日月程度。クレーターの様子がよく観察できます。月が明るくないので、星雲星団もよく見ることができます。ヘルクレス球状星団M13、こと座環状星雲M57などを見たいと思います。


皆様のお越しをお待ちしています。

第5回 星空観察会 反省

第5回星空観察会の反省…

☆事前準備
 セレストロンC11を導入。ファーストライトの予定だったが、曇天で見られず。残念。思いのほか、重量があったので、準備の際に気をつけないといけないな。あと、結露対策がこれだけ大きいと取りにくい。早期に対策を検討。とりあえずは、桐灰カイロで対応か?

☆必要なもの
 8cm屈折経緯台の赤道儀化や機材の充実の予算については一応の目処がたつ。
 どんな機材を増やすのか検討しつつ、業者との交渉に入る必要がある。個人での購入は、簡単(お金を払えばOK)だが、団体での購入となるとどうなるのか?やったことがないので分からない…。やってみるしかいないですね。
 豊根オリジナル星座早見盤動き出した?

☆観察会の内容
 「Mitaka」を使った星空案内を検討する。
 今回の「番外編」で大いに盛り上がった。

☆今後の展望
 観光協会の担当者さんが積極的に動いてくれているので、企画の充実が進んでいる感じがする。今後も発展を期待しつつ、自分からも新しい企画の提案をしていきたい。当面は秋の企画かな?

2015年6月15日月曜日

第5回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

ついに5回目の星空観察会@休暇村茶臼山高原。6月13日に実施しました。
 6月に入ると茶臼山周辺ではホタルの乱舞が見られるようになります。ということで、今回から数回は休暇村主催の「ホタル観賞会」に引き続きの企画となります。
 今回からは、念願の大口径望遠鏡(セレストロンC11)を導入して迫力いっぱいの惑星を楽しんでもらおうと思っていましたが…。

 今回も、空いっぱいの雲、雲、雲…。

 毎回のことですが、いつか晴れてくることを願って星の見えない曇り空の下で準備はきちんと進めました…。
 いつまでたっても、星は見えず。時々、心の目で「あの辺りに星が見えるなあ…」なんて思いながら、待つこと2時間あまり。その間にホタルの乱舞を楽しんできたお客さんが帰ってくる時間になってしまいました…。

 それでも、曇り空は変わらず…。

気を取り直して、いつもの会場で、星のソムリエのお話に全力を注ぎました。
 テーマは「今日の星空。惑星が見えるよ」…本当は望遠鏡で見せたかった…と何度言ったことでしょう。いつものようにステラリウムを使って、東の空に見える土星、西の空に見える金星、木星…、この季節の星座。夜空の暗いところでは天の川をぜひ見てほしい…、と星空案内。星を見るときのお勧めの道具は「双眼鏡」という話をしました。

 というところで、本編終了。ホタル観賞会のあとということもあり、終了時刻は21時30分頃…。

 でも、そのあとに参加者のちびっ子の質問攻めに…。
 「この星はどんなふうに見えるの?」「地球が見たい!」「水星が見たい!」「ほかにはないの?」ということで、ソフトを「Mitaka」に替えて、宇宙探索に「出かけ」ました。
 面白いのは子どものつぶやき。
「どうして半分しか見えないの?」
「なんでだとおもう?」
「太陽が当たっているところとそうでないところ」
…なんて、理科の授業みたいなことをしながら、太陽系の惑星、太陽、太陽近傍の恒星、銀河系、銀河団、宇宙の大構造と話を進めていきました。銀河系のところでは、
「この小さいつぶつぶ一つひとつが太陽の仲間だよ」
宇宙の大構造のところでは
「この小さいつぶつぶが一つひとつがさっき見たぐるぐる(銀河)のなかまだよ」
なんて話をしてみました。難しかったかなあ?

 22時近くになったので、
「おや、そろそろ10時だよ。良い子は寝る時間だねえ。これぐらいで終わりにしようか?」
と問いかけたところ
「はーい!」
…なんてお利口さんたちだろう。

「面白かった」と満足して帰っていってくれたようです。


 そのあとは、使えなかった望遠鏡の片付け…。う〜ん。今回も出しただけだったなあ。



 次回は…
  6月20日(土) ホタル観賞会終了後(21時頃)〜
  テーマ「惑星と星雲・星団」
  前回と同様、土星が見頃です。月は三日月程度。クレーターの様子がよく観察できます。月が明るくないので、星雲星団もよく見ることができます。ヘルクレス球状星団M13、こと座環状星雲M57などを見たいと思います。

 今のところの週間天気予報では、曇一時雨の予報。どうなりますことやら?

2015年6月10日水曜日

第5回星空観察会@休暇村茶臼山高原

第5回星空観察会のご案内です。
今回から数回は、休暇村茶臼山高原で行われているホタル観賞会に引き続きの企画となります。天気にもよりますが、19時30分からのホタル観賞会の後、21時頃からの開催の予定です。ただし…、特に星空観察会を希望される方がいらっしゃいましたら、いつもの時刻20時頃から始めます(私はスタンバイしています!)。

ということで今回は…、

6月13日(土) ホタル観賞会終了後
休暇村茶臼山高原にて…

テーマ「惑星と星雲・星団」
木星、金星(時間的にちょっと厳しいかも)、土星、球状星団M13、惑星状星雲M57など…。天気さえよければ、月がないので、暗い天体もいろいろ見えそうです。

休暇村茶臼山高原の案内はこちら

皆様のお越しをお待ちしています。


2015年6月4日木曜日

星空観察会 夏休み企画その後…

先日、豊根村観光協会で役場の観光係の担当者の方とともに夏休みの星空観察会の企画の打ち合わせをしてきました。
思いつき企画が実現していきそうでワクワクしています。

実現しそうな企画は…
前回の思いつきほとんどすべて。
 通常企画「星空観察会@休暇村茶臼山高原」
 夏休み親子企画「望遠鏡を作って星を見ようキャンプ」
 流れ星を見よう企画「ペルセウス座流星群観察会」
 豊根村民少年向け企画「望遠鏡を作ろう」

まだまだ細かいところはつめていく必要がありますが、実現可能な段階に入りつつあります(実現可能になった訳ではないところがミソ)。

決まってきましたら、詳細を公開していきます!

その打ち合わせで分かったこと…既に夏の企画は今すぐにでも動き始めないと間に合わないということ。秋の企画もそろそろ動き出さないといけないということ。

秋の企画…考えますね。

第4回 星空観察会 反省

第4回 星空観察会の反省…。

☆事前準備
 今回は、足もとの安全対策のために畜光シールと光るブレスレットを100均で購入し用意したが、実際に使う場面がなく、有効性については次回以降の課題。
 レンズヒーターとカイロも用意したが、これも有効性については次回以降で再検証。

☆必要なもの
 8cm屈折経緯台の赤道儀化を提案したが、予算をどこから出すか問題が残る。一応、観光協会で検討中。
 その他の新設の機材についても今後の検討課題。同じく予算の確保の問題。
 豊根オリジナルの星座早見盤を作りたい!!

☆観察会の内容
 悪天候で「星のお話」になる時のネタの充実が必要。
 私のスキルアップが求められる!!

☆今後の展望
 前回に同じく…機材の充実!!

第4回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

今回は少し報告が遅れました…。理由は、いろいろです…。

4回目を迎えた、星空観察会。5月30日に実施しました。
今回も天気に祟られました。昼間は青空が見える1日でしたが、午後からだんだん雲が増え、夕方には一面の曇り空。時々月が顔を出しますが、それも一瞬。

午後8時の開始時刻前には完全な曇天。雨もぽつぽつしてきてしまって、セッティングした望遠鏡たちも撤収することに…。

こればっかりは仕方ないですね。

今回も星のお話。テーマは「月と惑星」
ステラリウムを使って、今日見える星空の解説をしながら、月の満ち欠けの仕組みの解説と惑星の見え方の話をしました。

最後に、「星の観察にぜひ双眼鏡を」という話をしました。

星の観察と言えば、天体望遠鏡と思いがちですが、元々そんなに安いものではありませんし、買ったとしても使いこなすのに結構手間がかかる…。軽いものではないので持ち運びも大変…。ということで、最終的にはそんなに使わないうちにお蔵入りなんてこともあったりするのが現実のようです。
そこで、おススメなのが、「双眼鏡」。値段も望遠鏡に比べればお手頃で、カバンにも入れられて持ち運びにも便利。ちょっと持って郊外に出かけた帰りに、星空を見るなんてのがいいですよ…。って。

本当は実際に使ってみてその魅力を感じてもらいたいのですが、今回はお話だけで終了でした…。

これで4回のうち、3回は完全曇天で全く見えず…。
日頃の行いが悪いのか、それとも神様の悪戯なのか…。
いずれにしても続けることが大切ですので、あきらめずに頑張ります!!

次回は、
 6月13日(土) 20:00〜
 この季節は、「ホタル鑑賞会」も開催されているので、そのあと21時頃から実施という感じになる可能性が高いです。当然、星空観察会にだけ参加の方がいれば、20時から開始しますよ!
 テーマは「惑星と星雲・星団」
 土星が見頃を迎えます。月も出ていないので、暗い天体が見やすいです。北天一の球状星団といわれているM13(ヘルクレス座大球状星団)、リング星雲で有名なM57(こと座環状星雲)などを観察します。

 梅雨時ですので、天気はどうなるだろうか?