2015年12月20日日曜日

第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

12月19日(土)第13回星空観察会@休暇村茶臼山高原を開催しました。

今回は、何と朝から快晴!いつもの流れだと…午後から雲がでて…なんて日ばかりでしたが、今回は別。ほとんど雲なく1日が過ぎてくれました。

何と素晴らしい!夕方も雲一つない晴天。ワクワクしながら準備を進めました。よく考えてみれば、これほどの晴天で休暇村のでの星空観察会は初めてかな…。
加えて、12月19日は茶臼山高原スキー場のスキー場開きの予定日。多くのお客さんが宿泊の予定でした。しかし、暖冬の影響で、スキー場はスキーオープンできず、初心者ゲレンデでそりと雪遊びのみという限定となってしまいまいた。
前日に休暇村のスタッフさんから連絡が入り、
「スキー場開き延期でキャンセルが多くでています。お客さんが少なくなってしまって申し訳ないですがどうされますか?」
と。でも、そんなことにもめげずに実施するのが私のポリシー。天気が悪くても実施するのが当然ですので、お客さんは一人でもいれば実施するのは当たり前。

さて、そろそろ開始の時間。やはり、参加のお客さんはまばら。どちらかと言うと関係者が多い?でも、わざわざこの観察会のために遠路はるばる来て頂いた方もいたので、気合いを入れて頑張りました。

最初は、会議室での今日の星空の紹介。
ここ数回実施している、「今日のこよみ」と「これからの見どころ」の紹介をしました。
12月19日は、日本人初飛行とか日本人初南極到達等の「日本人初」が多い日のようで…、月齢や旧暦を紹介。ステラリウムで、今晩の星空を紹介。冬の大三角、冬のダイヤモンド、カシオペヤ座、西の空にはまだ夏の大三角が見えますよ、南の空には秋の唯一の一等星南のうお座のフォーマルハウトをぜひ探してください…と言った話をしました。

その後は外に出て望遠鏡を使っての星空観察。最初に月を望遠鏡で見てもらい、次にオリオン星雲、プレアデス星団、アンドロメダ銀河…。どんどん望遠鏡に天体を導入してみて頂きました。お客さんが少ないと、リクエストにもお応えできる!!
最後に「何か見たいものがあります?」「シリウス」という要望に応えて導入。東の空に昇ってきたばかりのシリウスは、何と!「虹色」に輝いて見えました。私たちの地球の空気の揺らぎの影響ですよ…なんて説明を加えてみました。

最後にアンケートへの協力のお願いとぜひまた来てくださいのお願いをして、終了!

少ないお客さんにも感激していただけたかなと思える観察会になりました。

終わったあとに、いつもご協力いただくけんたさんから
「直焦点撮影用のアダブターを手に入れてきたからぜひ写真を撮りたい」
との要望。簡単にレクチャーして撮影。カメラの性能と茶臼山の星空の素晴らしさが相まって、素晴らしいオリオン星雲の写真が撮影できました。あまりにも簡単に撮影できたので、これもありだなあ…これからは写真撮影もできるような工夫ができたらなあと感じる一場面でした。でも、天体は難しいかな?月ならスマホカメラでコリメートで撮影できるアダプターで何とかなりそうな感じ。今後の検討課題です。

さて、今回参加していただいたお客さんの感想です。

  • 普段自分で空を見ているだけでは分からないことも話を聞くと全く別物に見えて楽しかった。
  • 月の拡大がすごかったです。
  • 月がよかったです。
  • 星の解説を受けてからの観察会だったので、とてもよく分かりました。またぜひ参加したいです。
天文マニアにとっては、月は邪魔者みたいな感じですが、一般の方にとってはとてもいい観察対象のようです。満天の星空をという意識も大切ですが、月をどう見せるかも今後の課題としていきたいと思います。

次回開催は、1月中旬の予定です。
詳細は決定次第、ご案内します。

*写真は、毎度のことですがけんたさんの提供です。けんたさんのHPもぜひご覧ください。

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