2015年12月17日木曜日

星空カフェてんくう開店! 報告

12月12日、14日の両日、愛知県茶臼山高原の遊休施設「てんくう」が『星空カフェてんくう』として期間限定で開店しました(facebookページはこちら)。
期間限定、お試し開店 なので、お店としての中身も限定されていましたが、とりあえず、星を見て、暖をとり、少し暖かいものを飲んで…、寝転がって星を見るための銀マット無料貸し出し…、と十分な準備をして頂けたと思います。豊根村観光協会の皆様ありがとうございます。

12日は、残念ながら開店前から雨天で…。私自身は東京出張(毎パソ全国大会の競技委員として)でしたので不参加でした。
とは言え、30人超のお客さんが、満天の星空を期待し来店されたのこと。天気に恵まれなかったにもかかわらず、多くのお客さんに来て頂けたと感謝しています。

本当は開店するはずではなかった13日にも急遽、時間短縮で臨時営業。この日は、満天の星空だったそうです。数名のお客さんが来店され、銀マットをひいて、素晴らしい星空を堪能した…らしいです。

14日、この日は私も星のソムリエ、星空ガイドとして参加しました。
本務を終えて、茶臼山に直行。出発時、途中の道すがら空を確認…。一つも星が見えない…「今日もダメか?」と半分諦めながら道を急ぎました。

出発から1時間30分後、豊根村に突入。そのあたりから、ちらほら星が見えてくる感じ…。遠くに明かりのついた「てんくう」が見えてきたときには、思わず涙があふれてきました。

しばらくして茶臼山高原第二駐車場到着。「これは行ける!!」と車を降りてて空を見上げたところ、満天の星空!!「これは奇跡!」と思わず叫びました!!

急いで、望遠鏡の準備を…、準備をしているうちに雲が…、ダメかと思っていると、また星空が…。こんな繰り返しでしたが、30分毎に満天の星空が覗いては、隠されを繰り返すような感じでした。

タイミングを見ながら、曇ってきたらてんくう内にお客さんを案内して、プロジェクターを使っての星空案内。晴れて来たら、外に出て満天の星空で星空案内。今回はふたご座流星群観測がメインでしたので、流星群の解説も少し…。望遠鏡でアンドロメダ銀河やオリオン大星雲を見たり…。

とにかく星空ガイドとしても、内容盛りだくさんで観察会を実施しました。一応のガイドの終了後は、お客さんとの情報交換…。
「今日はどこから?」「名古屋です」「東海市からです」「豊橋からです。」
「何でこの情報を知りましたか?」「中日新聞です」「ラジオで」…。
マスコミの力は偉大!!

設楽の奥三河総合センターを拠点に頑張っている設楽町公共施設管理協会の後藤さんとも情報交換。これからの奥三河での星空イベントの夢と希望と情報交換を行いました。
「毎週のように奥三河のどこかで星空観察会のような星空イベントが開催されるようになるといいなあ」
「星空案内養成講座を奥三河で開催して奥三河の星空の素晴らしさを共有して広めていけるような取り組みができるといいなあ」
なんて夢も語り合いました。

2日間(正確には3日間)の「星空カフェてんくう」で100人を超える方々にご利用いただきました。この数は、当初私が想定していた数倍の人数です。需要は確かにあるだろうと考えていましたが、ここまで多くの方々に来て頂けるとは考えていませんでした。

物好きの天文マニアが晴れるか曇るかわからないのに、晴れるのを期待して延々と寒い中待ち続ける…というのが数名、多くても10名ちょっと来れば御の字だと思っていました。

それが、思いも寄らない多くの方々に、遠方から来て頂き、このイベント(?)を盛り上げて頂きました。天文マニアにとっては、静かに写真を撮ったり、流星を数えたりするのにはちょっと「騒々しい」イベントだったかもしれません。
でも、元々星空はみんなの共有財産。ぜひみんなで見て、その美しさを感じ、共有し、それを守り続ける大切さを実感してもらいたいと思っています。

今回の大成功を次のイベント開催につなげていきたいと考えています。
次回は、いつになるのかまだ決定していませんが、ぜひみなさんと再会できることを楽しみに次の機会を考えていきたいと思います。

*写真はいつものけんたさんからの提供です。けんたさんのHPもご覧ください。

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