2015年8月10日月曜日

第8回 星空観察会@休暇村茶臼山高原 報告

第8回星空観察会@休暇村茶臼山高原は、8月9日(日)お盆休み(?)のまっただ中の開催でした。

天気は、あいにくの曇。準備を始めた午後6時頃には遠くからの雷鳴が聞こえ、小雨がぽつぽつ。仕方なく外での準備を諦めて、室内での開催としました。

今回は、ペルセウス座流星群を話題にしました。
最初は、今日の夜空…。
案内の手順は、休暇村の玄関が向く東の空から…。
夏の大三角、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを紹介。ベガが織姫星、アルタイルが彦星、デネブは…、名古屋市科学館では「お尻星」と紹介されていることと、今後は中国の七夕伝説で出てくる「カササギ」から「カササギ星」と呼びましょうという話をしました(天文研究家の浅田英夫さんから教わりました)。
夏の大三角の真ん中には、天の川が流れていて、この川を下って行くと南の空にも、いくつかの星座が…さそり座、いて座、てんびん座…。てんびん座には土星が見えます。
いて座の星をつなぐと北斗七星によくにた「南斗六星」が見つけられることを紹介。
北の空で北斗七星を確認して、北極星を見つけましょう…。
と言った話をして、ペルセウス座流星群の話…。こんなプレゼンで紹介しました。
プレゼン中には写真やイラストがありましたが…ここでは公開できません。
こんな感じでした。
ここまでで、一応終了。
このあと天気が回復してこれば、外で望遠鏡を出して星空観察を行います…と案内をして一旦終了!

終わったところで…、めざとい子どもたちが、机のコントローラーを発見!
「これ何?何に使うの?」
と質問攻め。仕方なく解説。国立天文台の作ったMisakaで宇宙探検したいと考えていたんだよ〜と紹介して、コントローラーで子ども達に遊んでもらいました。
「一人1分だよ!」
といったところ、ちゃんと「ハイ!次の人〜!」で交代してくれたお利口な子どもたちでした。

そんなことをしている間に、外では雲が切れ始め、ちらほら星が見え始めました。
急いで望遠鏡を出して、外での星空観察を急遽開催!

ほとんど調整もできず、簡単に赤道儀をセットして、何とか星が見られる状態に。でも、アライメントは全くできず、手動で星を導入しました。

どんどん晴れ間が広がり、ついには天の川まではっきりと見える状態になって感動!観光協会が用意した双眼鏡で見てもらいながら、望遠鏡の準備を続行。何とか見える状態にしていくつかの天体を見てもらいました。

はくちょう座の二重星β星アルビレオ、ヘルクレス座球状星団M13、アンドロメダ大銀河…。空が暗いと本当に導入も楽という感じ。目で見てあの辺りだよなあと望遠鏡を向けて、ファインダーで目ぼしを付けて、望遠鏡をのぞくと視界の中に!
こんな感じで天体導入をできる素晴らしい星空でした…。

始めたのが9時過ぎ…10時過ぎ頃まで、バラバラとやってくるお客さんにいくつかの天体を見てもらいました。

片付ける直前にこと座のリング星雲M57の導入に挑戦。ベガを見つけて、こと座のβ星とγ星をファインダーに入れて、その間ぐらいにあるはずだ!と望遠居を覗くと…、ぼや〜っとリング星雲が見えました!!

次回の予定は…
9月開催予定が決まっていません。決まり次第お知らせします。

*今回の写真もけんたさんの提供です。こちらもぜひご覧ください!

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