ついに5回目の星空観察会@休暇村茶臼山高原。6月13日に実施しました。
6月に入ると茶臼山周辺ではホタルの乱舞が見られるようになります。ということで、今回から数回は休暇村主催の「ホタル観賞会」に引き続きの企画となります。
今回からは、念願の大口径望遠鏡(セレストロンC11)を導入して迫力いっぱいの惑星を楽しんでもらおうと思っていましたが…。
今回も、空いっぱいの雲、雲、雲…。
毎回のことですが、いつか晴れてくることを願って星の見えない曇り空の下で準備はきちんと進めました…。
いつまでたっても、星は見えず。時々、心の目で「あの辺りに星が見えるなあ…」なんて思いながら、待つこと2時間あまり。その間にホタルの乱舞を楽しんできたお客さんが帰ってくる時間になってしまいました…。
それでも、曇り空は変わらず…。
気を取り直して、いつもの会場で、星のソムリエのお話に全力を注ぎました。
テーマは「今日の星空。惑星が見えるよ」…本当は望遠鏡で見せたかった…と何度言ったことでしょう。いつものようにステラリウムを使って、東の空に見える土星、西の空に見える金星、木星…、この季節の星座。夜空の暗いところでは天の川をぜひ見てほしい…、と星空案内。星を見るときのお勧めの道具は「双眼鏡」という話をしました。
というところで、本編終了。ホタル観賞会のあとということもあり、終了時刻は21時30分頃…。
でも、そのあとに参加者のちびっ子の質問攻めに…。
「この星はどんなふうに見えるの?」「地球が見たい!」「水星が見たい!」「ほかにはないの?」ということで、ソフトを「Mitaka」に替えて、宇宙探索に「出かけ」ました。
面白いのは子どものつぶやき。
「どうして半分しか見えないの?」
「なんでだとおもう?」
「太陽が当たっているところとそうでないところ」
…なんて、理科の授業みたいなことをしながら、太陽系の惑星、太陽、太陽近傍の恒星、銀河系、銀河団、宇宙の大構造と話を進めていきました。銀河系のところでは、
「この小さいつぶつぶ一つひとつが太陽の仲間だよ」
宇宙の大構造のところでは
「この小さいつぶつぶが一つひとつがさっき見たぐるぐる(銀河)のなかまだよ」
なんて話をしてみました。難しかったかなあ?
22時近くになったので、
「おや、そろそろ10時だよ。良い子は寝る時間だねえ。これぐらいで終わりにしようか?」
と問いかけたところ
「はーい!」
…なんてお利口さんたちだろう。
「面白かった」と満足して帰っていってくれたようです。
そのあとは、使えなかった望遠鏡の片付け…。う〜ん。今回も出しただけだったなあ。
次回は…
6月20日(土) ホタル観賞会終了後(21時頃)〜
テーマ「惑星と星雲・星団」
前回と同様、土星が見頃です。月は三日月程度。クレーターの様子がよく観察できます。月が明るくないので、星雲星団もよく見ることができます。ヘルクレス球状星団M13、こと座環状星雲M57などを見たいと思います。
今のところの週間天気予報では、曇一時雨の予報。どうなりますことやら?
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