2017年8月29日火曜日

2017年8月21日アメリカ横断皆既日食観察報告【アメリカ到着〜前日準備編】

シアトルからポートランドへの飛行機からの夜景
乗り継ぎ便の変更等で、何とか8月19日22時過ぎ、ポートランド空港に到着しました。ただ、ここからも長い…。

予約していたにもかかわらずレンタカーカウンターで待つこと1時間。やっとレンタカーを借りられました。なんだか、hertzのゴールド何とかになっていると、ややこしい手続きなしで予約だけで借りられるらしい…次の時のために覚えておこう。

何でもそうなんだが、何をするにしても「丁寧な対応」をしてくれる日本とは違い、こちらが聞いても、「こっちに並んで」って順番を待つしかないて感じだということを心しておかなきゃいけないんだなあ〜と。

レンタカーに乗って、ハイウエイを南下。空港からでる22号から5号に入り、テュアラティンへ。1時間ほどで宿に到着。とは言っても既に現地時刻で午前1時。順番にシャワーを浴びて、寝ました。

今回お世話になった宿(民泊です)

自宅を出発して、32時間。長いアメリカまでの旅でした。


翌朝、8時ごろ起床。といっても、毎朝5時半に起きる体は、アメリカでも夜明け前に目覚める。朝、外に出てみたところ「涼しい」。さすが北海道と同じ北緯44°。これなら快適に生活できそうだって感じでした。

荷物を出撃用に詰め直し、その日の夜は宿に戻らない覚悟をして出発。
一路南、セイラムへ。

宿泊地・観測候補地セイラム・実際の観測地ステイトン


セイラムとマドラス、ステイトンの位置関係

位置関係的には、こんな感じ。
当初、セイラムか、マドラスで観測地を決める予定でした。セイラムに着いたところ、川岸にある公園でいくつかのグループが場所取りをして、観測準備をしているようだったので、そこにしたらどうかと私が提案しましたが、間瀬さんから却下。
実は、由女さんが少々体調不良を訴えていたので、最悪、宿に戻ることも考えていたのですが、間瀬さんはすっかり野宿するつもり…。

なので、皆既帯中心線に近づきつつ、マドラスまでも行かなくてすむ方向で観測地を探すことになり、とりあえずセイラム南東にあるステイトンをめざすことにしました。
ステイトンは、スーパーが数件ある程度の小さな街。一旦は、その街中にある公園を観測地に決めました。
ところが、その準備をして、夜を過ごそうと考えていたところ、パトロールをする警察官が…
「ここでは、キャンプは禁止されています。夜公園の駐車場に車を止めて寝泊まりすることもダメです。」
といわれてしまって…。でも、やさしい警察官は、
「ここなら、少しの寄付(ドネーション)でキャンプができます。」
と、牧師さんの運営するキャンプサイト(本当は麦畑)を紹介してくれました。

そこに移動して、観測地とベースキャンプを確保することができました。

観測地の風景 畑の真中!
遮るものほとんどなし!
天気は快晴。夜もそのまま快晴。近くのスーパーで食品を買い込んで、簡単な夕食。
それでもアメリカンサイズなので、お腹がいっぱいになりました。
スーパーで食品ゲット!前夜の晩餐です。
野宿はどうなるかと思って心配しましたが、満天の星のおまけ付。普通のツアーでは体験できない貴重なものとなりました。
アメリカの天の川と夏の大三角

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